福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

重い一日

2021-06-03 04:54:08 | 日記
昨日は、入院されていたかたが、転院されるという。
そして、退去・・と。
家財ともろもろの片付けのご相談。
心配はしていた。
心配していたとおりの成り行き。
でも、しっかり者の妹さんがサポートされているので、ご相談に乗ってさしあげれば、なんとか。
相談中、小耳に挟んだご利用者さんが割り込まれる。
でも、妹さんとは、もともと良く交流していたので、すぐ、対処できた。

救急搬送された病院で、お元気だったご家族が一気に悪化している様子のグチにも遭遇。
グチは、1時間に。
コロナ禍で、ご本人に会えない状況が、苦しさを倍増させておられる。
既に、閉店。
ずっと立ち尽くして、お相手の心の苦しさにお付き合い。
でも、お聞きするしかできかねる内容。
でも、いずれ、うちの家族にも起こること、これは、学び・・と何度も、自分に言い聞かせながら、お相手の出口を探していく。
イラ感がつい出る。
それでもなんとか道筋をつけられないか・・と。

昨日一番の苦労は、食材に選んだハタハタが、外見以上に鮮度がよろしくなく、シェフさんが四苦八苦。
唐揚げすると、身が崩れる。
これは、シェフさんがふっと、コロモの付け方を工夫することに気づかれ、なんとか脱出できた。
次の日の食材を探して、戻ると、もう既に夜8時。
まだ10代の子どもたちが、外置きテーブルで、スマホ。
テーブルの周囲には、ゴミと唾と、インスタント麺の残りカスが散乱。
注意をすると、すっと一人が消え、さらに一人・・とその場からあたかも夢をみたように立ち去る。
スマホに集中しているフウを装いつつ、仲間がどうその場を対処していくかを目配りしている横顔。
まだ幼い。
耳には、ピアス。
思春期に、ありがちなヤンキーふう。
家族に守られているのかなあ・・とふっと思う。
コロナ禍は、家族関係にまで打撃を与えているというような報道もある。
どうかなあ・・。

一つひとつは、日常、常に起こりそうなことばかり。
でも、なんだか重かった。
重さが、重なった日なので、ふっと、いつもの高島暦に頼る。
ところが、先勝。
ワタシにとっては、心の救いにならない。
でも、やっと厨房の扉を閉めて帰宅できる。
外に出ると、お隣からもお二人。
そんなに、仕事をがんばってはいけないよ・・と冗談を言う。
お隣さんから笑顔が返る。
その笑顔で、やっと、苦しい一日から解放された。

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