食で支える

福祉亭は、普段どおり・・に戻りました。
このいつものとおり・・のありがたさ。
同じように、日常が淡々と流れることの重み。

いつものように、昼時の賑わいが過ぎる頃、ラーメンをずっと召し上がるご利用者さんがみえる。
同じように、ラーメンをおつくりする。
すると、
そろそろラーメンにあきてきたよ・・と。
そうそう、そうですよ・・と、こちらも応じる。

単品の食事は、あまりよくないとされています。
独居のかたは、その傾向。
お腹さえなんとか、満腹感が得られればという食事になりがち。
その点は、こちらもわかっているので、
ラーメンでも、一食の栄養や、満足感がえられるようにと、
ちょっと工夫したりするのです。
おいしい！！って、笑顔が浮かぶように。
でも、同じものが長く続くのは、よくありません。
塩分の点でも。

さあて、麺類好きのご利用者さんに、どうしようかなあ・・
代わりは、パスタ？うどん？
一日一食のことですが、運営側も、頭をひねるのです。
ご利用者に添う努力をしないとなると、福祉亭は、福祉亭ではなくなってしまいます。
そこが、ふつうの食堂と違うところですかね。
家族の健康を願うように、
いつまでも、お元気で地域の暮らしを続けて欲しい・・という福祉亭です。

地域を食で支えさせてもらいたい、
高齢期のみなさんの食を豊かに・・と日々の努力。