塩かど

ご利用者さんが、さかんに呼ぶ。
ガス台の前で、てんてこまい。
だって、ご利用に合わせて食数を減らさないと・・・と。
いつもより、5つ少な目の数字。
出足は、ゆっくり。
そのあと、どんどん。
も～～ちろん、大慌て。
席が空いている間に・・と、ボラさんお二人を食事に出してしまっている。
そしたら、さ～～たいへん。
どんどん注文が入る。

その忙しさがフロントには、伝わらないのか、ワタシを呼ぶ。
とうとう、ご利用者さんが、厨房の後から入ってみえる。
「今日の味が濃いって聞こえるよ」と。
おっと～～、すみません！！
大慌て。
確認。
確かに！！
どうしようもなく、塩かどが立ってしまっている。
ダシを入れなおし、砂糖も追加。
熱が入りすぎると、塩かどが立つ。
八幡巻き。
だから、ごぼうが芯に入っているので、どんどん火をいれ続けている。
柔らかくしてさしあげようと思って。

ここが、料理の難しいところ。
ついつい、だから、砂糖を入れすぎたり、しょっぱく仕上がったり。
ガス台の前に立つと、その難しさに直面。
いつも格闘。
修正をかけながら、手順を振り返る。
どこで、判断を間違えたか。
そう、醤油が変わっている！！

ご利用者さんにもお詫び。
お皿には、もう既に、取り分けられている。
ゴ～～ン。
ショウブは、ついてしまっていました。