福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

地域包括ケア

2011-07-23 06:14:20 | 日記
気にかけ、それなりの心づかいもし、でも、福祉亭に来れなくなる何人かの姿が浮かぶ。
その後、施設に入られたと耳にしたり、亡くなったというお知らせが来たり・・

民生委員さんも複数関わりながら、でも、なかなか思うように、そのかたを支えることができないでいるかたが、今、おられる。
もう、長いおつきあい。

福祉亭としても、多くのかたが、心をくだいている。
かかりつけ医のかたにも、ご相談したこともある。
ドクターも、心をくだいて、支えておられた。
そして、手立てとしては、一番適格な判断をされる。
でも、絵に描くようには、物事は、すすまない。

一つには、ご本人のお気持ち。
もう一つには、経済。

でも、よくよく考えれば、それであたりまえ。
経済が、それなりに豊かであれば、別の方策が採られて、私たちの目の前から、姿を消されていたことだろう。
結果的に、インフォーマルサービスと、フォーマルサービスが、うま~く、連携できている事例になって、ご本人も、なんとか、過ごされている。

住み慣れた地域、住み慣れたご自宅で、ご家族と一緒に・・・

一番の幸いは、ご自分の意思を相手に伝えることが、できること。
今、困っていることは、これ・・と。
ただ、年齢相応の記憶の衰えや、思い込みもあって、周囲を混乱させてしまったり・・
何度か転んで、ケガされて、周囲を慌てさせたり・・・

心をかけると、そのかたなりの、返礼をなさる。
もう、捨てる寸前のようなサボテンの鉢を、くださったり・・
団地の植栽の花を折って、持ってこられたり・・
「新しい民生委員さんはどうですか?」と伺うと、しばらく、考え込み、
「やっぱり、(福祉亭で、かかわっておられる)○○さんのほうが・・・」と、おっしゃってみたり・・
サボテンの鉢は、先日来の台風の大雨で、なんとか、グリーンを回復。

昨日も、最近混乱している書類の行方のことで、福祉亭にみえた。
このことの、やりとりは、もう、何度も、何度も。
なんとか、所在がわかり、ほっとされ、小さな背を丸めて、トコトコ帰って行かれた。

地域はほんとに、学びの場。
家にこもって、一人、くよくよしていてはいけない。
コメント
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