にこにこ顔ばかり

お祭りも終わった今朝の風は高原にいるように，ひんやり。連日の猛暑で，「ひんやり」という言葉を忘れていました。心底ほっ・・。蝉の鳴き声が耳をつきます。

福祉亭の売上はかなり低調に終わってしまいましたが，お祭りそのものは，大変な賑わいでした。お祭りのテントのほうを見たいという，目のご不自由な方と，公園のほうに始めて行ってみました。
ムカシの生協仲間が相変わらず，明るい笑顔でヨーヨー釣りのお店を出していました。生協職員も子ども向きの商品を持って参加。組合員活動のお世話役の職員も来ていて，「初めての参加です」と，本当に久しぶりの再会を喜んでくれ，ハイタッチ。
いつもカラオケのボラをしてくださるみなさんが，大掛かりに焼きそばから焼きとり，ビールの出店。みんなにこにこ顔。売上も順調のよう。焼きそばの鉄板の下は，にわかコンロが勢いよく，火を吹いていました。一日目，暑さのせいか，ゴトクが壊れて，家庭用のコンロでしのいだとか。それはキケンと，昼過ぎに話たばかり。「すごい！」と目を丸くすると，この程度，お手のもの集団なのだと。
やぐらにあがる踊り手が高齢化のためか，少し，少ないのが気になりましたが，やぐらの下の踊りの輪は大きく，子どもから大人まで，手さばきも見事。

子どもくじの方は，日頃，福祉亭に出入りしている女の子たちが，すっかり，店番を引き受けてくれ，くじ引きに来る年下の子どもたちのお相手に大忙し。そのうち，片方のお兄ちゃんもお友だちと現れ，くじの100円の値下げ交渉。おこづかいが足りない様子。辛抱強く交渉するので，とうとう負けて，50円。そしたら，すっかり，気をよくして，今度は店番に早や代わり。売上の計算をしてくれたり，売り込みに行ってくれたり。

お祭りも終わって，片付けをしていると，顔見知りが，お孫ちゃんと。前夜，子どもくじにも来てくださったので，お礼を言うと，お孫ちゃんが「踊りで2位になったの」と，おばあちゃまが嬉しそうに報告。それと，初めて，一人で，おばあちゃんの家にお泊りするのだと。その会話の間，傍らで，ただ。にこにこ。「ほんと？がんばってね！」と言うとまた，こっくりと頷くお孫ちゃん。いい夏休み。

「今年もお祭りができて良かったね！」と，ご利用者さんと。
来年もまた，元気でお祭りを見ることができるかどうかと，口にはせず，お互いの胸の中で。