Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

夜の店、これも新彊料理店か(北京)

2007年07月07日 09時11分32秒 | 北京俳諧行5日目(万里の長城・明十三陵)
 ぶらぶらとホテルへの帰り道、やはり新彊風味の店を撮った。日本の裏通り飲み屋街の雰囲気と何ら変わるところはない。中国製品の20%は不良品だということだから、安全な食い物は少ないのかもしれないが、汚れた空気を吸い、汚れた水を飲み、汚れた食い物を食べて、笑って泣いて何十年か生き延びて、そのうち大概に死んでいくのだから、人の世は儚(はかな)いものだ。

 儚しか汚染物質の中に生き延びて  頓休

■追記:北京在住の方からこんなメールが届いた。「北京市民は塩の摂取量が多いということで、政府から適当な摂取量が計れる勺を配られました。一日に6グラムをとる限定です。でも、レストランのほうはどうなるのか。大体、レストランでは油濃く、塩辛いですね。でも、とりあえず、いいことですね」。闇の中で油濃く塩辛いものをたらふく食べて、それをビールで一気に流し込んで、帰ってぐっすり寝れば、明日一日は元気に暮らせるというものだ。それを勺(しゃく)で計っていては、元気も目減りする。
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