折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

犬アレルギー~とんだとばっちり

2010-01-18 | 家族・母・兄弟
みなさん、こんにちは。

当家の愛犬のパールです。

今年に入って早くも2回目のブログへの登場、今年はわたしの出番が増えそうな予感。

でも、今回のお話はわたしにとっては、とんだとばっちりで、余り喜べない話なの。


先日、孫のKちゃんが遊びに来た時のこと。

『Kちゃん、マスクでしょう!』

とKちゃんママが、ソファーに座るなり、小さなマスクを取り出したの。

嫌がって、逃げるKちゃんと、何とかマスクをさせようとするママさんとの間で鬼ごっこが始まったのよ。

 
嫌々マスクをさせられ、面白くないKちゃん       とんだ『とばっちり』で落ち込む?パール


『風邪かい?』

とおとうさん。

『風邪じゃあなくて、犬アレルギー見たい』

とKちゃんママ。

『何!、犬アレルギー』

と聴き耳を立てるわたし。

『やっぱりそうなの。検査をしたの?』

とおかあさん。

『3歳児検診の時に症状を話したら、検査するまでもなく、そうだろうって、先生が言ってた』

とKちゃんママ。

『犬の毛のたんぱく質が原因見たい』

と続けるKちゃんママ。

『何か対策はあるの』

と心配そうなおとうさん。

『犬のいる場所に近づかないことが一番だって、先生は言うけど・・・・。だから、せめてマスクでもさせようかと思って』

『そんなこと言ったら、これからあんまり来れなくなちゃうじゃないか』

とおとうさん。

思わぬ話の成り行きに、びっくり仰天、『とんだとばっちりだわ』とショックを受けたわたし。

落ち込んじゃったわよ。



くしゃみ、鼻水、湿疹、孫のKちゃんが我が家に来ると決まって現れる症状である。

最近、段々とその症状がひどくなっている。

当人はそんな症状にお構いなく遊びに夢中になっているのだが、無意識に目をこすったり、首を掻いたりするのを目にすると痛々しい。

一方、パールの方はKちゃんにちょっかいを出そうものなら、『ダメ』と小生に一喝され、いじける姿も。別にパールに責任がある訳でもないので、これまた可哀そうである。

【娘のアレルギー体質】、似て欲しくないと思っている物ほど似てしまうなんて、物事は思うようにはいかないものだ、と言うことを改めて思い知らされると同時に、我が家の場合は孫と同居している訳ではないので、まだ、少しは救われるが、同居している場合は、大変深刻な問題だろうな、と考え込んでしまった次第である。

そして、一刻も早くKちゃんにアレルギーへの抵抗力がついて、何の気がねなくパールと遊べるようになって欲しいと心から願うばかりである。


初歩きは残雪を踏んで~皇鈴山(みすずやま)・登谷山ハイキング

2010-01-15 | 友達・仲間

雪化粧
秩父の山々は、1月12日に降った雪で、すっかり『雪化粧』していた。(眺望の良い場所から秩父高原牧場の雪景色を望む)


【初歩き】


秩父高原牧場―二本木峠―愛宕山(655m)―皇鈴山(679m)―登谷山(668m)―釜山神社


昨年からほぼ月1回の割合で始めた小・中学校時代の幼なじみたちとの『山歩き』。

昨日、今年初めてとなる山歩きに行って来た。
今回のメンバーは、マドンナのH子ちゃんがよんどころない用件で欠席、Kくん、Mくん、Hくん、小生の男4人組である。

上記のとおり、先ずは車で秩父高原牧場まで行き、そこから釜山神社で折り返す、約5時間(休憩時間、昼食時間を含む)のコースである。


【残雪】

『俺たちが歩く時は、何時も天気がいいよなぁ』

とHくんがいみじくも言ったように、この日も冬晴れの好天。

しかも、空気が澄んでいるため、いつもはかすんで見える山々がくっきりと見えている。

しかし、この日秩父地方は氷点下7度と言うこの冬一番の冷え込みの上、2日前に降った雪があちこちに残っていて、吹く風が肌をさすように冷たい。

コースの中でも、日の当たらない場所には残雪があちこちに見られる。
雪を踏みしめての山歩きは、初めての体験。

足元に十分に注意をしつつ、慎重に歩く。(下の写真)
少し歩くと、寒さもどこえやら、じわり汗ばんでくる。

 
コースのあちこちに残雪が              一般道も雪。所によっては通行止めの個所も

【絶景】

このコースの特徴は、ほとんど尾根道を歩くので、それほど疲れず、比較的楽なこと、それだけ景色を楽しむ余裕も。

この日は、快晴で少々風あり(もっとも、午後にはかなり強くなったが)と絶好のコンディション。

しかも、春や夏は生い茂る木々の葉が眺望を邪魔するのだが、この季節はそれらの妨げがなく、尾根道の左右には絶景が広がり、歩きを一層楽しいものにしてくれる。

登谷山の頂上についた時の眺望の素晴らしさには、一同感嘆の声を上げていた。(下の写真)


登谷山山頂。
山頂は狭いが、360度視界が開けて、まさに絶景ポイント。


 
登谷山山頂からの眺望
眼下に寄居の町並みが、遠く筑波山や上越の山々がかすんで見える。まさに、関東平野を見渡す大展望である(写真右)
近くには武甲山、遠くには雲取山~奥秩父連峰~両神山などの山々がくっきりと見える。(写真左)


【初詣】

折り返し地点の釜山神社では、一同打ち揃って神前に手を合わせて、それぞれの願い事を祈念した。

神社の境内の陽だまりに、見頃となったロウバイの花が馥郁たる香りを漂わせていた。

 
釜山神社に参拝し、手を合わせる一同         境内に馥郁たる香りを放っていたロウバイ


スタートした幼なじみたちとの『山歩き』。

今年の小生の目標である

『生き生き』、『わくわく』、『ドキドキ』

の生活を願う小生にとって、幼なじみたちとの山歩きは、これからも大きな役割を果たしてくれる大切な存在であるのは、間違いない。

写真が主役 VOL34~太陽と『影法師』

2010-01-13 | 写真が主役シリーズ

太陽を背に受け、川の対岸の川辺にできた小生と愛犬パールの影法師
対岸には散歩する人の姿がちらほらと見える。


冬晴れの朝の7時過ぎ。
ようやく上がり始めた太陽が目にまぶしい。

その太陽を背に受けて、愛犬のパールと朝の散歩コースになっている黒目川遊歩道を歩いていると、太陽によって作り出されるさまざまな『影法師』が実に面白く、楽しい。


川幅の違いによって、川の中州にできた影法師


ある所では川面に、ある場所では岸辺に、またある所では中州にと太陽の位置と川幅によって、『影法師』のできる場所が異なり、そんな影法師たちを見ていると思わず色々なポーズを試してみたくなる。


             
             太陽の角度によっては、影法師は対岸でなく足元にできることも。


今回の主役たちは、様々な場所に現れる小生と愛犬パールの『影法師』である。


 
散歩に出かける7時頃はまだ太陽も上ったばかりで、影法師も随分と長い(写真左)。
写真右は、約1時間の散歩を終えて自宅近くまで帰って来た所。時間の経過で、多少は影は短くなった?

倉本 聡からの『痛切』なメッセージ~森のラブレターⅡ

2010-01-10 | 映画・テレビ

テレビで中井貴一の朗読で紹介された詩『裏山』。(1月9日放送TBS「森からのラブレターⅡ)


門松が取れて、それまで垂れ流されていたお正月の『特番』がようやく一段落。

テレビもようやく平常に戻った。

昨晩は久しぶりにテレビを見た。

大ファンである脚本家倉本 聡さんが出演した『森のラブレターⅡ』である。

地球を巡る5つのドキュメンタリーで構成されている内容であったが、実に見応えのあるドキュメンタリーで感動のひと時だった。

その中で特に印象に残ったのが、番組の中で俳優の中井貴一さんが朗読した、倉本さんの『裏山』と題する痛切極まりない詩―メッセージであった。


 
番組中、倉本さん自筆の詩『裏山』が中井貴一さんの朗読に合わせ、画面に映し出された。


                裏山      倉本 聡

            赤ちゃんが 泣くように
            赤ちゃんが 泣くように

            裏山が 叫んでる
            大声で 叫んでる 

            もう一カ月 止まない雨に
            地面は 土でなく
            目に見えぬ 泥の山
            もう 溢れそう!
            もう はじけそう!

            裏山が 今にも崩れかけてるのに
            父ちゃん なんで 会社に行くの?
            母ちゃん なんで お化粧してるの?
            兄ちゃん なんで サッカーを見てるの?
            姉ちゃん 誰に メールを打ってるの?

            裏山が 叫んでる
            大声で 叫んでる

            赤ちゃんが 泣くように
            赤ちゃんが 泣くように

            どうして 雨がこんなに続くの?
            どうして この夏はこんなに寒いの?
            誰が季節をこんなに変えたの?
            どうして みんなちゃんと聞かないの?
            裏山が 必死に叫んでるのに

            逃げなさい! 早く逃げなさい!
            わしは もう土を支えきれない!
            もうじき 山は崩れ 
            村を 押し潰す!

            裏山が 叫んでる
            大声で 叫んでる

            赤ちゃんが 泣くように
            赤ちゃんが 泣くように


北海道富良野にあって、自ら『富良野自然塾』を主宰して自然環境への回帰を実践している倉本さんらしい、思いのたけのこもったメッセージに共感と感銘を受けた次第である。
            

ピンチをチャンスに~受け継がれるか『DNA』

2010-01-08 | 雑感
昨年の暮れ、カジュアル衣料品の生産販売を展開している某社が発売している話題の商品『ヒートテック』肌着なるものをかみさんが買って来た。

発熱し、保温する服と言うことで、売れに売れていると言う。

そこで、厳しい冷え込みが続いたある朝に試着してみた。

長袖のタートルネックのため首元まで暖かく、着心地も実に気持ち良く、一度着たら手放せない存在になってしまった。

そして、実際に着て見てこの商品が売れている『わけ』が良く分かった。

 
話題の商品『ヒートテック』                 企業トップの年頭所感を掲載した新聞記事


『いま、目の前に世界最高のビジネスチャンスがある。世界の競争相手には必ず勝ちたい』

2,3日前の新聞に掲載されたその衣料メーカーの社長の年頭所感である。

不況をものともせず、不況をばねに世界に業容を拡大しようとする、カリスマ社長の心意気が如実に示されていて、興味深く拝見した。


『不況を梃子に業容を伸ばす』と言えば、一人の偉大な経営者を思い出す。

小生が37年間勤めた会社の創業社長である。

当時の業界の『常識』や『タブー』と言われたものをことごとくひっくり返す、全く新しい発想で、わずか10年にして押しも押されぬ業界トップの企業に育て上げた『立志伝中』の経営者であった。

そのカリスマ社長がことあるごとに強調され、『有言実行』されたのが『ピンチをチャンスに』、『不況こそ最大のチャンス』という経営哲学であった。

事実、不況の度に業容を大きく伸ばし、『不況に強い会社』としてマスコミ等にも取り上げられた。

そして、少なくとも小生が在職中はこの『ピンチをチャンスに』、『不況こそ最大のチャンス』の経営哲学が実践され、成果を上げた時代であった。


時が流れ、時代が変わって、今、会社はこの不況の中で大変らしい。

『中間配当』見送りの通知をもらった時には、少なからぬショックを受けたものである。

確かに、右肩上がりの成長路線は望むべくもない時代になったのも事実だろうし、経営のかじ取りも、くらべるべくもなく容易ではあるまい。

しかし、時代が変わり、代が変わり、人が変わっても『ピンチをチャンスに』、『不況こそ、最大のチャンス』という、長い会社の歴史の中で培われてきたDNAは今も脈々と受け継がれていることを信じてやまない。

そして、一人ひとりが『自信』と『誇り』(在職中の頃は、みんな『自信』と『誇り』に満ち溢れていたように思う)を持って今回の不況を乗り越えて行って欲しいと願っている。