折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

『ほろ苦』体験~孫との都内公園デビュー

2010-06-05 | 日常生活
娘から体調不良につき、孫のKちゃんの遊び相手になってとSOSが。

かみさんが作った差し入れのお弁当を小脇に駆けつける。

この春から幼稚園に行き出した孫のKちゃんは、遊び盛り。

遊びに手を抜く訳にもいかず、と言って室内の遊びだけでは疲れてしまうので、昼ごはんのお弁当を食べ終わると歩いて10分ぐらいの所にある公園に出かける。

我が家の近くの公園には、これまでKちゃんを連れて何回も出かけているが、都心の公園は今回が初めて。言わば、アウエーでの公園初デビューである。

平日の昼下がり、そんなに多くはないだろうと思って来て見ると、あにはからんや公園は小さな子どもたちでいっぱい。

どうも幼稚園から帰る途中の園児を迎えにきたママさんたちが、ここで子どもたちを遊ばせ、自分たちは息抜きの時間を楽しんでいるらしい。

10人は下るまい、公園の片隅の涼しい場所に陣取って、ママさんたちが車座になって話に熱中している。



砂場は小さな子どもたちで大にぎわい。


Kちゃんが大好きな砂場には、Kちゃんよりちょっと大きいおにいちゃん、おねえちゃんが、わがもの顔で場所を独占し、はしゃぎまわっている。

その中の一人が、近くの水道の水を汲んで来て砂場にぶちまけると、他の子どもたちも、それにつられて、われもわれもと砂場と水道を往復し始める。

たちまち砂場に水があふれるが、子どもたちは面白がって次々に水を運んでくる。

最初は寛容に見ていたが、余りの水のムダ使いにイライラしてきて、ママさんたちがたむろする方を見やるが、話に夢中で全く我が子の行動には無関心の様子。

この間もこどもたちの砂場と水道との往復は続いている。

見かねて、『もう、止めようね』とやさしく声をかけるが、彼らはその声を無視、水を運ぶことを止めない。

『止めなさい』と本気で注意すると、件の場所でおしゃべりをしていたママさん連中が一斉にこちらを向いているではないか。

その顔はあたかも『何も子どものやることに一々そんなに目くじら立てなくても』と言っているように感じたのは、小生の思いすごしであっただろうか。

そう言えば、ここはアウエーなのだ、娘とKちゃんもこの公園で遊ぶのだろうから、まともに子どもたちに小言を言ったのは、ちょっとまずかったかな、ちょっと大人げなかったかなと、後悔し、反省もした『ほろ苦』体験の昼下がりの一時であった。











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2 コメント

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他のおじさんに・・・ (みーこ)
2010-06-08 10:54:25
お疲れ様でした。
どろんこ遊びの楽しさも味あわせてあげたいけれど、水の大切さは教えてあげないと いけないんじゃないでしょうか?
他のおじさんのお叱りはgoodでしょう
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なかなかむずかしい (fit-723)
2010-06-08 11:55:59
「めくじらを立てる」、「おとなげない」

そのさじ加減がなかなかむずかしい、と勉強になりました。
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