今回の作品「天声人語」の一部分。
小生が通っているTカルチャースクールの書道教室で作品の展示会が開かれており、この日は小生の教室の先生も来られるというので、出かけてきた。
以下は、会場での先生との会話の一部である。
作品の前で先生と。
「私も『天声人語』の書き写しをやっているけど、鉛筆で書くのも大変なのに、よく筆で書いたわよね」。
「今回は、特に送りがなで書き間違いが多くて何回も書きなおし、もう最後は作品の善し悪しというより取りあえず間違いなく仕上げること自体が目的になってしまって・・・・」
「603字を1字も間違いなく書くって、大変よね。以前の『千字文』といい、今回の『天声人語』といいあなたの集中力には感心してしまうわ」
「今回は『お手本』なし、ということで自分流にどこまで書けるか試してみたんですが、自己流になってしまってダメでした」
「こう言うチャレンジは、必要なことよ、いい勉強になったんじゃない。立派に書けてるわよ」
今回の「天声人語」に筆でチャレンジしてみようという試み、アイディアは良かったが、それを生かすだけの実力がまだまだ伴っていないという現実を実感させられることになった次第である。
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