折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

競作・『千字文』~書道教室の展示会

2010-07-23 | 趣味

競作・千字文 
写真左から順に90歳代の人、小生、(以上2作品は『行書体』)、70歳代、20歳代(以上2作品は『楷書体』)の人が出展した千字文


『今年は千字文を4人も出展して、まるで千字文の競作ね』と小生が通う書道教室のA先生。

『昨年、K(小生)さんが、千字文を出展したでしょう、あれに刺激を受けた人が今年は自分もと思って出展したんだと思うわ』とB先生。

『今年の出展者の中には、90歳を過ぎた人もいらっしゃるのよ』とA先生。

『わたしの教室の子は20代だわよ。他に、70代後半の人もいるわよ』とB先生。

『書体も楷書が二人、行書が二人と変化があって、それぞれみんな力作よね』とA先生。


昨日、猛暑の中、月2回通っているTカルチャースクール書道教室の今年度の作品展示会に行って来た。


出展作品の千字文をバックに先生と記念写真
(武蔵野市立吉祥寺美術館市民ギャラリーにて)


展示会初日とあって、小生の先生を始め、他のクラスの先生方も顔を見せていて、前述のような会話となった次第である。

それにしても、90歳を過ぎて、なお千字文にチャレンジしているとは!!

と、その作品の前に立ち止まって、小生と同じく行書で書かれた千字文にしばし、見入ってしまった。

とても90歳を過ぎているとは思えない力強い筆力、闊達な筆さばきに脱帽であった。

自分で書いて見て良く分かるのだが、常に誤字、脱字に注意を払い、しかも、一字一句、精魂こめて1,000字書くというのは、大変な根気と集中力を必要とする作業であると同時に、いかに気力、体力を要する作業であるかを身をもって知っているだけに、90歳を過ぎても、なお、これら諸々の要素がなお健在であることに驚嘆し、『世の中には頑張っている人がいるんだ』と深い感銘を受け、心から敬意を捧げた次第である。

『Kさんは、昨年は楷書で、今年は行書でそれぞれ千字文を書いたんだから、来年は草書でチャレンジしなければね』とA先生。

『そうよ、90歳を過ぎた人でも、まだ頑張っているんだもの、あなたのようなまだ若い人は、大いに頑張らなければ。来年の草書体での千字文、期待してるわよ』とB先生。

先生方に言われるまでもなく、小生も草書でのチャレンジは考えているのだが、楷書や行書と違って草書となるとちょっと手に負えそうにないなと弱気になっていたが、両先生に『発破』をかけられた今は、ちょっぴりその気になりつつある。

それにつけても、近年になく大いなる刺激を受けた今年の作品展示会であった。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
苦労の末 (みーこ)
2010-07-23 22:59:36
ご苦労された千文字ですね!
上には上がいるのですね 90歳とは恐れ入りました。
返信する
まったくです (fit-723)
2010-07-23 23:07:39
みーこさん

まったくです。
世の中には、すごい人がいるものです。
返信する

コメントを投稿