あの枝まで水かさが増えたのか、と思うと背筋が寒くなった。
あな凄や 嵐のあとの 置きみやげ
心配された台風27号も当地ではさしたる影響もなく過ぎて行ってくれたのは、幸いであった。
午後からは、日も差し始めたので散歩かたがた黒目川の様子を見に行った。
水は濁っていて流れは急であったが、水かさはいつもの状態に復していた。
しかし、水辺の木々には流された浮遊物が引っ掛かり、場所によってはかなり高い所にも残骸物が見える。
それらを目にするにつけ、一時、水かさが増え、濁流がすさまじかったことをうかがわせた。
台風の都度、目にする困った置き土産である。