折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL291~柿への思い

2013-10-25 | 写真&俳句


柿たわわ     幼き日々へ     誘(いざな)へり


今、家々の庭に赤く熟した柿がたわわに実っている。


子どもの頃、我が家の敷地には柿の木が3本(そのうち1本は渋柿であった)あり、今頃になるとたわわに実をつけた。

そして、幼なじみたちとお腹をこわすのではないか、と心配するくらいいっぱい食べた。

黒く粉が吹いた柿を、一口かじった時に口中に広がる甘み、

渋柿を食べて、口の中がしびれてしまった感覚、

軒先につるされた白い粉を吹いた吊るし柿


たわわに実った柿を見ると、そんな情景が頭に浮かび、ほんの束の間、子どもの頃に連れて行ってくれる。