折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL272~最後の大仕事

2013-09-27 | 写真&俳句


そこかしこ     番(つが)う虫たち     秋を告げ


引き続き、吉見「桜堤公園」に彼岸花を見に行った時のことである。

件の公園は、わが故郷から堤防が繋がっていて歩いて40分ぐらいの距離である。

空は高く、青く澄み、歩く先を赤とんぼの群れが飛び交い、バッタを始め色々な虫たちが我々の足音に驚いてか、足元を跳びはねている。

そんな中、殿様バッタのカップルがそこかしこで番(つが)う姿を見かけた。

虫たちにとっては、この世に子孫を残すための「命の営み」の時期であり、彼らにとって命を終える前の最後の大仕事である。

そんな姿を目の当たりにすると、いよいよ季節は本格的に秋に向かうのだな、と実感した次第である。