折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL269~老母と歩く

2013-09-24 | 写真&俳句


外歩き     老母慰む     彼岸花


施設で暮らす老母。

車いすも自分で思うように動かせない老母の日常の行動範囲は、自ずと限られた空間のみである。

四季の移り変わりもその目、肌で感じることもままならない。

特に、今年のように酷暑の季節は施設から1歩も外に出ることができない。

そんなことで

「おばあちゃん、涼しくなったら外に散歩に行こうね」

と予て約束していたのだが、その約束を今日果たしてきた。

たまたま施設のすぐ近くに幼なじみのHちゃんが住んでいて、

「今、越辺川の堤防の彼岸花が見頃だよ」

という話を聞いていたので、老母を車いすに乗せて見せに連れて行った。

 

5月に小生たちと歩いて以来の外歩きと言うことで、

「外は、まぶしいね」

「緑がきれいだね」

「彼岸花がいっぱい咲いていてすごいね」

と喜んでくれた。

これから寒くなるまでの間は、外歩きにもってこいの季節である。

老母を訪ねた時は、外に連れ出して季節の移り変わりを実感してもらえればと思っている。