折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL271~変わらぬ故郷

2013-09-26 | 写真&俳句


秋の陽に   黄金の波や   目にしみぬ   ふるさとの今   昔のままに


「子どもの頃、ここの沼でよく泳いだよね」

「置針を仕掛けて、よくウナギを獲ったよね」
「よその家に行って、置針に使う篠竹を、無断で失敬したっけ」
「家の人に見つかって怒られて、追っかけられた」

「あの辺りに、中学時代の課外授業で耕作した畑があったよね」
「じゃがいもやさつまいも、麦などを作ってたよね」

先日、ふるさとの隣町にある吉見「桜堤公園」に彼岸花を見に行く道々、故郷の堤防を歩きながら幼なじみたちと交わした会話である。

堤防から見渡す故郷の景色は、今も昔と変わらずに、みんなの気持ちを癒してくれるものであった。

変わらぬ故郷 その1

堤防の内側に広がる田園風景。農業の多様化、機械化が進んだとは言え、原風景は昔のままである。


変わらぬ故郷 その2

堤防外、荒涼と広がる荒れ地。