ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

サロベツ湿原に立ち寄りいよいよ最北の町 稚内 (8月13日 追加版)

2014年08月13日 | 2014/7-8 北海道のたび
 道の駅「てしお」を出てすぐに国道232号線は右に大きく曲がって内陸部に入っていく。その前に左折して天塩川を渡って道道106号を日本海に沿って北に走る。右は湿地と原野、ところどころ牧草に牛。左は今日も泥の波というのはいただけないが、左右どちらを見ていても飽きることがない。


 発電用風車がずらりとまっすぐ並んでいる。オトンルイ風力発電所と看板がある。


 サロベツ湿原センターは国道から右折して、北海道には珍しく左右に曲がり曲がった道を入っていく。途中でサロベツ原生花園というバス停がある。しかし周囲にあるのは湿原の植物だけという不思議なバス停。
かつてここに原生花園のビジターセンターや木道があったようだが、湿原の湿原の保全に悪影響を及ぼすため撤去して復旧しているところだそうだ。

 サロベツ湿原センター。あれれ写真がない。本館の中でサロベツ湿原の歴史などを学んだ後に、木道を通って湿原の植物に会いに行く。








 はっきりいうとちょっと期待外れ。ちょっと花の時期が外れたようだ。
加えて利尻富士がすそしか見えない。


 木道も一周して、十分見たので稚内に向かう。今度は内陸側に入って豊富町から国道40号線で稚内に入る。内陸側の景色は変化に乏しく面白くない。眠気と戦いながらやっと稚内市内。買い物をしたら14時半だ。
羽幌で話を聞いたキャンパーからの情報では稚内の車中泊場所はどこも混雑していたということだった。そういうことあって、早めに落ち着いてゆっくりしたい。
 結局選んだのは「稚内森林公園キャンプ場」。15時ころ着いたら駐車場は十分空いていた。




さすがに18時ころには駐車場はいっぱいになってきた。ここはライダーのキャンプ場所のようで、二輪車が多く、20時半になっても入ってくる二輪車もいて結構騒がしい。でもトラックのようにすっとエンジンをかけているわけではない。

 キャンプ場についてから稚内公園の中を散歩した。途中で稚内港が見える。北防波堤ドームが見える。

40年前学生時代に礼文・利尻に行ったときは、ここを通ってフェリーに乗り込んだように思う。今は岸壁に巡視船が停泊している。

 公園の北端にある「氷雪の門」。


海峡の向こうに樺太が見える。


 かたわらに「九人の乙女の碑」。

1945年8月20日、終戦後に樺太・真岡にソ連軍が攻め込んだ際に、真岡郵便局で最後まで電話交換業務をして服毒自殺した9人の女性の慰霊碑。まさに職に殉じた姿に胸が熱くなる。

 ついでに丘の頂上にある百年記念塔のところまで道路を登った。この坂が急で息が切れる。上のほうに行くと遊歩道があるが、ついでに言えば下から上まで作ればいいのにと思う。記念塔はあまり美しくない。
 丁度、利尻・礼文航路のフェリーが戻ってきた。

 帰りがけに道路の傍らで草を食べているエゾシカの親子に出会った。

牡の親は片目でこちらを見ているようだが黙々と草を食べ、牝の親は時々顔を上げてこちらを見る。子はじっとこちらを見て警戒している様子。食事の邪魔をしないように、道路の反対側を通ってそっと場を離れた。

 良く見ると草の斜面に何頭かのエゾシカが草を食べていた。

クルマに戻ったころには駐車場ははぼ埋まってきた。バイクが多い。しばらくゆっくりしてから夕食。市内でイカの刺身とホタテを買ってきたので、今夜も山わさびで食する。山わさびをすりおろしていると鼻よりも目にツーンときて時々手を休める。でも食べるときはあまり後を引かない、美味しい。
 
あと2回分くらいは残っているかな。実はこのすりおろしたやつを熱いご飯の上に乗せて、しょうゆを少しかけて食べるとまたたまらない美味しさなのだが、今回はまだ機会がない。



 








 
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