ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

ソーラー充電を始めよう 10 (充電切り替え回路を作った) (2016/11/30)

2016年11月30日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 昨日、今日と充電切り替え回路と、ソーラーパネルからコントローラーまでの引き込み配線をやっていた。ソーラー充電システムの充電切り替えの要求条件にかなう切り替え回路として、次のような回路にした。



(以下は回路の説明だが、くどいので興味のない方は読み飛ばしてください)

 正方形がリレーで、横のAというのは励磁コイルに電流が流れるとONになる。Bと書いたリレーは励磁電流が流れないときにONで流れるとOFFになるリレーだ。

 通常の駐車中はB接点のリレーである「R1」と「RE」がONになっている。そこでソーラーからの電流は「R1」を通ってSUB1を充電する。

 この時にSWXというスイッチを入れると、「RE」はONになっているのでRRというリレーの励磁コイルに電流が流れて、「RR」がONになる。ということでSUB1とSUB2を直結にしてソーラーで充電することができる。これは駐車中にSUB2に充電したいしたい場合に特例的に使用するモードで、SUB2の過充電に注意して運用する必要がある。D3はR1コイル方面に電流が流れないようにするためのダイオード。なお、エンジン停止時に電子レンジを使用したい時にはこのモードにすればSUB1とSUB2を直結にしてインバータを駆動することができる。

 次に外部AC電源を給電する場合。今でも外部電源を接続するとクルマの中でガチャっという音がする。これは元々アラモについているコンタクタリレー(RC)がONになる時の音だ。車内のAC100Vのコンセントを外部ACに切り替えるために使っていたものだが、自分はこの切り替えを手動で行っている。このためRCリレーは遊んでいる状態なのだ。この「RC」を有効活用して(能力的には贅沢だが)外部ACが入るとRRコイルとR1コイルに電流が流れて「RR」をONに「R1」をOFFにする。これでソーラー充電を切り離して車載の充電器でSUB1とSUB2を直結して充電することができる。これもSUB2の過充電に注意が必要だ。(ほどほどのところで充電を止めるということ)

 エンジンを始動するためにIGN位置をONにすると、「RZ」がONになる。ここからR1,R2,REのコイルに電流が流れ、「R1」と「RE」がOFFになる。(万一SWXを切り忘れていてもRRコイルに電流を流さないために「RE」リレーがある)そして「R2」がONになって、「RR」はOFFのままなので、走行中はSUB2はソーラー充電、SUB1はオルタネータからの充電になる。

 最後にSUB1とSUB2をオルタネータで充電したいという場合には、「RR]をONにすればいいが、ソーラーの充電をカットする仕組みが必要になる。まあ、必要があれば考えよう。

 ソーラー充電の切り替え回路はこんな出来上がりだ。



 中華製のリレーが安かったのでまとめて買ったが、こんなもので定格80Aということだが、信じがたい。まあ20Aなら大丈夫だろう。

 パネルからのケーブルも一応コントローラーの設置予定場所まで引き回した。引き込み口も目立たないように内張りに隠れている。



 明日は今日よりも暖かいようなので、いよいよパネルの設置だ。


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ソーラー充電を始めよう 9 (架台の設置が完了だ) (2016/11/28)

2016年11月28日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 ガレージ転じて作業場で作業をしているところに、近所のキャン友の「もりのくま」さんがみえた。このブログを見ておられて、そろそろ応援がいりそうだと思ってやってきたとのことだ。いやいや有難いことだ。

 ちょうど架台を取り付けているところで、ボルトとナットを締める際に、屋根の上とキャンカーの中で息を合わせてナット締めをする必要がある。奥にキャンカーの中でボルトを押さえてもらうつもりだったが、ちょっと不安があった。

 息を合わせてきっちり締め付けることができた。おかげで随分作業がはかどった。一気にパネルの設置まで行けるかと思ったが、その前にいろいろ準備が必要だ。残念ながら今日は架台の設置までで終了だ。





 架台の立ち上がり部が25ミリなのでかなり作業性が悪い。それは車高を制限内に収めるために低く抑えたわけだが、もう10ミリあればかなり作業がはかどったと思う。

 バンクベッドの上はこんな感じになった。



 今は木材が出っ張っているが、ここのスペースにグラスウールを入れて化粧合板の天井板をつける計画だ。

 最後部のパネルの架台はこんな大型ワッシャーを使っている。ここは後日に発泡ポリウレタンで断熱する。

 今回の最後の穴あけはパネルのケーブルの引き込み穴。



このように傾斜になっている場所が浸水の可能性が少なくて、いい場所だ。問題は室内の取り回しだ。


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ソーラー充電を始めよう 8 (ソーラーパネルからの引き込み経路) (2016/11/27)

2016年11月27日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 昨日は一番前側の架台を取り付けたところで日没。やっているうちに色々なところに手を出していくものだから、なかなか作業が進行しない。
 アルミの架台への10ミリの穴あけはなかなか大変だ。ボール盤でもあればいいが、手持ちのドリルでは3ミリの下穴を開けていてもけっこうぶれる。幸い万力を持っているので、材料の方は固定できて何とか28か所の穴あけを終えた。



 さらにテーパー状の軸付き砥石でバリを取る。

 キャンピングカーの屋根にどんと穴を開ける時には、今まで何度も確認しながらやってきても、ちょっと心配になる。架台の現物をあてて下穴と最終の位置確認をした。あとは一気に穴あけだ。

 

 そののちにM8のボルトを使ってチャンネルを固定していく。もちろんシリコンシーラントをたっぷり塗っておいた。もう日暮れ間近だったので、写真どころではなかった。

 とりあえず一番前側のチャンネルだけ取り付けが完了したところで日没だ。全く暗くなってくるのが早い。
残りの屋根の穴には養生テープを張って終了。

 そして今日は雨だ。



 養生テープがはがれていないか気にかかる。



 大丈夫のようだ。

 雨なのでソーラーパネルからのケーブルの引き込み孔の位置を探索しておこう。外から都合のいい場所は、内部の構造が引き込みに適していない。中からエントランスに向かって右上にある小さな収納BOXの後ろあたりがよさそうだ。



 外して確認しようとしたが、こんな小さな収納BOXなのに8本ものビスで固定されていて、全部外しても外れない。

 仕方ないのでさらに部材を外していくとそれよりも少し前側にケーブルが通りそうな隙間を見つけた。(ついでに断熱材を入れるところも発見した。)



 引き続き210AHと100AHの二つのバッテリーを使っていこうと思っているので、雨の間にソーラー充電システムというほど大層なものでもないが、充電の切り替えをどのようにするか整理した。



 100AHのSUB2はパソコンとテレビの直流電源と追加の24V機器に使用する。元からのALAMO標準装備と1,500WインバータはSUB1という負荷分担だ。今のSUB1では苦しいかもしれないが、とりあえずこれでやってみよう。

 これまで回路も検討してきたが、最後のオルタネータでSUB1とSUB2を直結で充電するのは、どうしても切り替えの回路設計がうまくいかない。これにどのくらいの必要性があるのかな?あまり使わないようなら、なしで済ます手もある。


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ソーラー充電を始めよう 7 (架台を下穴に合わせて仮配置した) (2016/11/25)

2016年11月25日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 今日も架台の設置まではできなかった。

 今日、最初にやったのはバンクベッド上の天井の処理。



 こんな風に下で受けるベニヤ板を入れるわけだが、天井との間に断熱のスポンジや内張を挟むと万一ボルト穴から侵水があった場合にどんどん浸みだしてしまう。そこでこの部分の下地を切り取った。



 屋根のFRPに切り込まないように、カッターの先端を砥石で丸くして切っていく。この屋根のFRPにコーキングしてからボルト止めする予定。

 

 これがバンクベッド上の断熱材だ。9ミリのスポンジと内張のモケット。住宅だったら欠陥住宅と言われそう。いやいやダイネットの天井も同じようなものだったので、自己対処したわけだ。

 さて再び屋根の上。架台の取り付け穴を現物合わせで位置決めしていく。さらに屋根のカーブに合わせて架台と屋根の間に入れるスぺーサーの位置も決める。





 架台のアルミチャンネルに取り付けの下穴を開けたら、再度ずれがないか架台を仮置きして確認する。これは屋根の穴に割りばしを削ったものを突き刺して、架台を置いてみるもの。1ミリ以下のずれがあるが、実際の取り付け穴は少し大きめにするので穴の遊びで対処できそうだ。(FRP側の穴は少し大きくしておかないと、天井がゆがんだ時に亀裂が入る恐れがある)
 
 



 さらにソーラーパネルと同じ取り付け穴を開けたベニヤ板の冶具を乗せてみた。よし、ぴったりだ。



 さあ、明日はいよいよ架台の設置だ。


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ソーラー充電を始めよう 6 (架台用のC型チャンネルを切りそろえた) (2016/11/24)

2016年11月24日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 昨日はマーキングの位置が左にずれている気がして中断した架台の取り付け穴だが、養生テープがずれていたのでそのように見えたようだ。そこでマークした位置に下穴を開けていった。前方に行くにしたがって少し傾斜しているので、滑らないように注意が必要だが、いい方法を思いついた。



 それはフローリング床とカーペットの間に敷き込む滑り止めの網状のシートだ。これを屋根の上に敷くと全く滑らないので、安心して作業ができる。とはいっても立ち上がるとバランスを崩すことも起こりうるので、ヘルメットをかぶって低い姿勢で手をついて動くようにしている。

 次はアルミのC型チャンネルの加工だ。屋根のカーブに逆らわないように200ミリ~300ミリの長さにして細かく固定するので、切りそろえるのが手間だ。今回はディスクグラインダーに切断砥石をつけて切っていった。ところが切り口が曲がってしまうのとバリがいっぱい出たので、ヤスリで修正してサンドペーパーをかけるのにひどく手間取った。





 ようやく切りそろえた架台用のチャンネル。



 かなりサイズがまちまちになっている。明日はバンクベッドの天井の下地処理をして、架台の取り付けまで行けるかな。

 

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