ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

朝一番で知床五湖を歩き知床峠を越えて尾岱沼に来た(8月19日)

2014年08月19日 | 2014/7-8 北海道のたび
 今日の天気予報では午後から雨。天候が悪くなる前に知床五湖を回りたかったので、最近では珍しく朝早くから朝食を済ませて五湖に向かった。ところが駐車場の手前で通行止め。ここは7時半の開門ということで、前に1台おいて2番目で30分開門を待った。


 五湖をすべて回ろうとすると入場ライセンスを得るために10分程度の講習を受けなければならない。もちろん朝一番の講習を受けて、8時に遊歩道に乗り出した。奥はライセンス不要の高架木道散策コースにしたので別行動。


 熊に遭遇しないため、声を出せ手をたたけと講習で言われたので、各参加者とも思い思いに手をたたいている。

 最初に木々の間から見えてくるのが五湖。


 写真を撮って、後で見ると何番目の湖なのかわからなくなってきた。しかし静かな水面に映る対岸の木々、そして羅臼岳や硫黄山などの山の陰が感動的だ。ガスがかかることもなく、風がないことが幸いした。






湖畔の花も


これが高架木道。熊があがって来れないように周囲に高電圧電線がめぐらしてある。

 高架木道からは第一湖だけしか見えない。

 五湖の最後にたぶん三湖のパノラマ。


 約100分で五湖をすべて回り終え、知床横断道路を走る。3速でガーガーと上がって知床峠。眼前に大きく「国後島」が広がるかと思いきや、ずいぶん遠くにそれほど高くもないが形のいい山につながる小さな島影が見える。変だなもっと大きな島が目の前いっぱいと思っていたが。(あとで地図を確認すると、見えたのは国後島の南端の一部で雲の上にちょっと頭を出しているのが泊山だろうか、島の大部分は山の陰に隠れていたようだ)


 峠を降りるころから雨が降り始めた。これでは外を歩くのは止めだ。知床国立公園羅臼ビジターセンターでいろいろ見た後で、懸案の水の補給。NET情報で羅臼神社に湧水があるということで、参拝してから水を汲ませてもらった。

「羅臼権現水」と額のかかった小屋の下で勢い良く水が出ている。

 まだ12時と早いが、有名な無料露天風呂「熊の湯」に行く。ビジターセンターから少し知床峠に戻った道路わきに10台分くらいの駐車スペースがあり、温泉は川を渡った対岸。


こちらからも男湯がちらちら見える程度。女性の風呂はまわりをすっぽり2.5メートルくらいの板壁で囲まれている。男湯は脱衣場所は小屋がけしてあり、更衣棚もある。しかし湯船は自然の中そのもので、気持ちいい。マイ洗い桶を持参したが、備え付けのものが10個くらい重ねてあった。
お湯は淡い青白色のにごり湯。かなり硫黄のにおいがして、これぞ温泉という感じだ。源泉が注がれているところはかなり熱いが、全体的にはちょっと熱めという温度。ただ長湯はできない。時々上がってベンチに腰掛けてほてりをさましてまた入る。泉質は含硫黄、ナトリウム塩化物泉だそうだ。

 雨も降るし羅臼を後にして、尾岱沼まで行く。この雨では野付半島を回ってもほとんど何も見えないだろうからと、道の駅「おだいとう」に直行。ここは本当に小さな道の駅。軽食の片隅にちょっとみやげ物がある程度。トイレは別棟でとてもきれいだった。


着いたところで眠くなってバンクベッドで一眠りしたら17時になっていた。

 実は途中にスーパーマーケットもなかったので、いつものお惣菜は何も買っていない。そこで手持ちの材料で夕食を作る。雨が降るのでバゲッジドアに引っ掛ける調理台で、傘をさしてほっけを焼いた。ほかにはお得意のソーセージと長芋、たまごの炒め物、きゅうりのたたき程度だ。
まあ、それでもビールさえあればよしとする。

8月20日朝、雨の道の駅「おだいとう」。左のベージュの建物がトイレ棟。入ると別海町の四季の歌が流れる。奥いわく、さびしくならないように。


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