ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

断熱大作戦、まずは準備から (2017/5/31)

2017年05月31日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 キャブコンは基本的にはそれなりの断熱をしていると思う。アラモの場合も床と壁はそれなりに断熱がある。窓は二重ガラスだ。

 そして弱点は屋根。住宅でも屋根の断熱は非常に大きなポイントだ。とくに夏は太陽が真上からカッカと燃えているので、それに照らされた屋根は素晴らしい面発熱のヒーターになる。

 キャブコンは屋根がFRPなので暑くなりませんというのは大嘘だ。マイアラモの場合も断熱が無いに等しいバンクベッドの天井は、昨日の外気温28度で晴天の下でお風呂のお湯位の温度があった。これもソーラーパネルの下になった場所で、直射日光は当たっていない。

 そのほかにダイネットの天井も真ん中は自分でグラスウールを詰め込んだのでそこそこだが、周辺の天井が下せなかった部分や後部ベッドの天井は少し温かくなっている。



この黒いスポンジは8mmくらいだが、これで断熱のつもりらしい。周囲のベージュ色の部分はスポンジが寸足らずでFRPが出ていたので、ソーラーの工事に合わせてウレタンフォームを吹き付けた。さらにここの空間に快適化としてグラスウールを詰め込んでいる。

 こういうところはビルダーの見解では屋根と天井の間に空気層があるので、それで断熱できていますというのだろうが、そんな家を買う人はいない。

 天井断熱の構想は持っていたがなかなか手がつかなかった。来月から暑い関東方面に行くので、クーラーモードに切り替えたが、上からヒーターで温めるような場所では過ごせないので、本気で天井断熱に取り組もう。

 そういえば思い出したが、手持ちのディジタルテスターに温度測定用のプローブがついていた。探しだして測定してみたら、室温と3度くらい誤差がある。



 試しにお湯を沸騰させて測定したら95度だった。明日になって晴れたら、多少の誤差はあるが目安として、測定して比較してみよう。

 さて、今日は準備から。

 まず、天井を下すことができない場所には小さな穴を開けて、ウレタンフォームを注入しよう。



 次にバンクベッドの天井はグラスウールを入れる計画だ。



 これはソーラーパネルの架台をM8のボルトで固定した際に、木材を入れて補強している。この木材を天井パネルの固定に使うことを想定して、形状を決めた。天井板はネオクロスという化粧合板を買ってきた。



 そして天井のモケット?の下にアルミシートを入れて、グラスウール、天井板という順番でいこうと思って薄手のアルミ断熱シートも買ってきた。うまく収まるといいんだけど。

 一方、ダイネットの外周部と後部ベッド上の屋根下には、補強用のリブが入っている。このリブの位置を把握しておいて、どこに穴を開けてフォームを吹き込むか考える必要がある。



 壁裏チェッカーでリブの位置を探って、マスキングテープにマークしている。ちょっとおかしなところもあるがリブの位置はほぼわかってきた。

明日は天井に穴を開けてフォームの吹き込みだ。


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暑くなってきたのでそろそろクーラーモードにしよう (2017/5/30)

2017年05月30日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 ここのところ暑くなってきた。広島ではまだ30度を超えるほどではないが、来月お孫ちゃんの宮参りに行くので、またまた上京。ついでに群馬方面に行ってみようかと思う。そうなると暑さ対策が必要だ。

 アラモの場合はアイクールというDCクーラーがオプションになっていて、愛犬家の方を中心に装備しておられるようだ。自分の場合は高いし、年間で使う機会は少ないだろうということと、暑い時期は北の大地か高い山の上に行くからいらない。

 そういう判断で付けなかったわけだが、暑い時期に暑いところに行くこともある。そこでウィンドエアコンを取り付けることができるようにしておいた。



 それがリアバゲッジドアの大きなやつだ。

 普段はここに家庭用冷蔵庫を積んでいる。今回は冷蔵庫は下ろす。夏こそ冷蔵庫が必要だが、そこは別の手がある。

 先にエアコン本体をバゲッジの奥に積んで、コンパネで作ったエアコン枠を入れる。



 内側から枠をコーススレッドで固定する。



 そしてエアコン本体を開口部にはめ込んで固定すれば設置完了だ。



 早速試運転だ。



 車内は31度だ。

 起動時にSUB2(LiB)からは一瞬40Aくらい電流が流れた。ソーラーはこういう瞬間的な電力要求には対応していないだろうな。それでもLiBもインバーター(1,500W)も余裕がある。

 定常運転になるとソーラーから199Wの供給、SUB2から265Wの供給になった。





 しかしこのままではしばらく運転したら、ドンと落ちる。後ろのベッドの下の窮屈なスペースに取り付けているので、そこに冷気が滞留してしまうのだ。これはサーキュレータを持ってきて風を流さなければならない。

 それでもなかなか冷えないなあ。太陽が屋根を照らして天井が熱くなっている。特にバンクベッドの上は熱い。またグラスウールが十分入っていない場所も熱くなっている。あすから断熱大作戦を始めよう。


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インバータを入れたバッテリーBOXに排気FANを取り付けた (20117/5/28)

2017年05月28日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 リチウムイオンバッテリー(LiB)を入れた時に、1,500Wインバータの直流電源はLiBとするので、LiBを入れたバッテリーBOXにインバーターを移設した。このインバータは供給電力が少ないときにはほとんど発熱がないが、500Wも負荷をつなぐとかなり発熱してバッテリーBOXの中がもわっと暖かくなってくる。



 インバータの取り扱いとしては小さな熱のこもる箱に収容するのはダメということになっている。とはいっても狭いキャンカーの中で誤って端子に接触したり配線をひっかけたりすることのないように、箱の中には入れておきたいということで、今の状況になっている。消費電力が大きい負荷をつなぐときは、バッテリーBOXの上蓋を開けて対処していたが、FANをつけることにした。

 

 ちょうど24VのFANがあったので、LiBを電源として回すことにしよう。ちょうどAC100Vの供給元を外部電源とインバータに切り替える三相のナイフスイッチの回路が余っていたので、供給元をインバータにしたときにFANがONになるようにした。



 まあ、何というか簡単な工作だ。

 暑い季節になってきたので、クーラーを設置して運転するとこのくらいの熱対策は必要だろう。


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三相交流用のナイフスイッチを使って2つのサブバッテリーをソーラー充電、さらに 2 (2017/5/27)

2017年05月27日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化


 これがAmazonで調達した23Aの3相ナイフスイッチ。A回路とB回路を切り替え、どちらでもない中間でも止まるので使いやすい。ただし品質は×。グリーンのカバーの所が脆いプラスチック製で届いた時には片側が割れてバラバラになっていた。クレームを入れて代品を送ってもらった方を使っている。壊れた方は返送不要と言ってきたので、とりあえず手元にある。

☆彡 どんなことが実現できるか

 ソーラーの充電対象をSUB1とSUB2に切り替えるだけでなく、両者の間をサブバッテリーチャージャーのSBC-001B(NEW ERA)とSJ101(CLESEED)で接続して、必要に応じてSUB1方向からSUB2方向に電流を流すようにした。



 これは基本ブロック図だが、3相のナイフスイッチうち2相を短絡して接点抵抗を下げた。もう一相の接点を利用して同時に2つの給電源が競合しないようにするための切り替えリレーを入れた。

☆彡 三つの基本モード

A. ナイフスイッチをSUB2側に入れてソーラーがSUB2を充電するモード。この際に、他の電源がSUB2につながるとソーラーのコントローラーが誤動作する。これを防止するためSUB1側からの給電をカットする。(具体的にはSBC-001BとSJ101のトリガーをカットする。) 

B. ナイフスイッチをSUB1側に入れてソーラーがSUB1を充電するモード。この際には、両者の間に入れたSBC-001B及びSJ101を通してSUB2にも充電する。このときエンジンをかけてもオルタネータの電圧がSUB1にかからないように、走行充電リレーのIGN信号をカットする。

C. ナイフスイッチはSUB1にもSUB2にも充電しない中立位置で止めることができる。ソーラーが発電しない雨の日や、夜間の走行時にオルタネータから充電するときに使うモードだ。この位置では走行充電リレーをONにして、さらにSBC-001B及びSJ101を通してSUB2にも充電する。

☆彡 その他の付帯回路

 これらとは別にSBC-001B及びSJ101のトリガー停止スイッチをつけた。Bモード、Cモードのときにも任意にSUB1(オルタネータとメインバッテリーを含む)からSUB2への電流が流れないようにすることができる。これはSUB1だけを単独で充電したいときに用いる。

 TVやPC用の電源のためのD/Dコンバータも入っているので煩雑になっているが、もう少し詳細に書いた(手書きの)ブロック図は以下の通り。



☆彡 実際の配線

 手書きのブロック図も美しくないが、実際の配線をしてみたらさらにごちゃごちゃになった。この先また配線を変更するかもしれないので、あまり整理は行っていない。今回の配線に合わせて、九州のたびで接触不良を起こしたアルミ導体のターミナルバーを銅板に取り換えた。



 これを電装BOXの中に入れ込んで、バッテリーその他の配線をつなぎこんだ。



☆彡 試験結果は良好だ

 ソーラーの切り替え回路が完成したところで、SUB1とSUB2をある程度放電させてから陽当たりのいい公園に出かけて、機能試験を行った。期待した通りに機能する。ナイフスイッチの接触抵抗は、11.7A流れた時にナイフスイッチで93.6mV、ソーラーの回路に入れたブレーカーを含めると124.2mVの電圧降下だった。したがってナイフスイッチの接触抵抗は8.0mΩ、リレーよりかなり低い数値だ。そしてブレーカの接点抵抗は2.6mΩということになる。ざっと10A流れていると、0.1Vほどバッテリー電圧を高く認識するということだ。このくらいならいいかな。充電終盤に電流が減れば差異も小さくなる。





 機会を作ってバッテリーの放電試験をしておきたい。SUB2からインバータに電流を供給しているが、ナイフスイッチを中立位置にした際には、SUB2の電圧が低下したらSUB1から連続して給電ができるようにしたので、うまくいくか確かめておきたい。
 北海道行きのフェリーは20時間だが出発までの6時間、小樽に到着後の翌朝までを合わせると38時間くらい太陽のない環境だ。


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三相交流用のナイフスイッチを使って2つのサブバッテリーをソーラー充電、さらに (2017/5/26)

2017年05月26日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 SUB1とSUB2を切り替えてソーラー充電するために色々とやってきたが、物理的なナイフスイッチによる切り替えに落ち着いた。その経過を整理しておいた。

☆彡 最初はリレーによる充電切り替え回路をつけた 

 ソーラー充電システムを導入した時から、SUB1バッテリーとSUB2バッテリーをリレーで切り替えて充電するように切り替えシステムを構築していた。

☆彡 リチウムイオンバッテリーの導入にあわせて切り替えはさらに進化
(2系統のバッテリーの切り替え回路を作り直した 1)

 1月に入ってSUB2バッテリーとしてリン酸鉄リチウムイオンバッテリー 24V80Ah lifepo4を入れる際に、SUB1とSUB2の間にサブバッテリーチャージャー(SBC-001B)を入れた。これは鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリー を直結するわけにはいかないので分離するため。さらにリチウムイオンバッテリーの充電電流を制限するのが主目的だ。
それと同時にSUB1とSUB2の同時充電を自動化したり、ソーラーとオルタネータの切り替えリレーのスイッチをバッテリーメータパネル上部に設置して、運転中であっても天候が変わった時には運転席から手を伸ばして(信号待ちの時などに)切り替えができるようにした。これは非常に便利だった。

☆彡 チャージコントローラーの監視電圧が間違っていた

 新しい切り替え回路を入れた時に、チャージコントローラーの出力電圧(バッテリー監視電圧)と実際のバッテリーの充電電圧にかなり差があることに気がついた。これが天気が良くてもバッテリーが満充電になっている気がしない原因だった。バッテリーの充電電圧が28.7Vで10Aで充電しているときに、チャージコントローラーからはバッテリー電圧は29.2Vに見えている。ここで少しでも電圧が上がるともう満充電になったと判断して、Float充電モードに切り替わり27.6Vしか電圧を出さなくなってしまうのだ。 これはリレーの接点抵抗(50mΩ)による電圧ドロップなのでどうしようもない。とりあえずリレーの並列設置と容量の大きなリレーで少し改善するようにした。

☆彡 やはり直結がいいのかな

 リレーによる切り替えスイッチは、一つのリモートスイッチのON/OFFでいくつかのリレーを切り替えることができる。こっちを入れてあっちを切ってというようなことをしなくてもいいので、間違いが起こらなくて安心だ。しかしソーラー充電のように0.1Vの電圧差を検知して制御しているような充電回路に安物の大陸製リレーでは無理だった。そこでこの3月はSUB2をソーラー直結にして2週間ほどたびに出た。
たびの間の電気事情、もう一工夫が必要だ (2017/3/31)

 このたびの間、電力で困ることはなかったが、午前中にはSUB2が満充電になって充電なしになってしまう。せっかくのソーラーがモッタイナイ。なんとしてもSUB2が満充電になったらSUB1に切り替えるようにしたい。

☆彡 こうなると物理的なナイフスイッチによる切り替え

 ナイフスイッチにも接触抵抗はあるだろうが、入り切りするたびに接触面をごりごり擦るので面でパタンと接触するリレーよりもリフレッシュができるだろうということで、3相交流用のナイフスイッチを買ってきた。
 ただこれだけでは面白くない。3相であることを生かして切り替え回路を工夫してみた。



 これで本日は力尽きたので、続きは明日に。


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