様変わりの浅草・三社祭に思う

昨日恒例の浅草・三社祭が挙行されていた、といっても三社祭は本来５月に行われるものなので１０月開催は今ひとつピンとこない。
開催時期もそうだが神輿がトラックで巡行というのも７００年の歴史上初めてではないのか。
主催者の幹部からは「何とかコロナ禍に打ち勝ち三社祭が途切れることなく挙行された」ことに安堵したような発言も見られたがその実悔しい思いが心中に充満していたのではないかと察する。
三社祭はこんなものではない、江戸っ子の意気はこんなものではない、・・・と。
ただ三社祭に限らず全国の今年の祭りは壊滅的な影響を受けた。
三社祭はまだ形が変わったとはいえ挙行できた方だ。
はてさて来年以降全ての祭りはどうなるのだろうか。
オリンピック・パラリンピックも規模を縮小して開催準備を進めるようだが予断は許されない。
コロナ禍の残した爪痕は今も続いているのである。
そして今だ経済苦に瀕しているお祭り関連ビジネスの従事者が多くいることも忘れてはならない。