グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ANAの冬季賞与ゼロ案に思う

2020年10月08日 | 経済
ANAが冬季賞与ゼロとなる見通しだそうだ。
ANAはコロナ禍の影響で経営環境は激変しているがたしかこの春1兆円規模の大型融資に道筋を付け経営危機は何とか逃れた(のではないかと思っていた)。
ところが、ところが・・・、このたび企業側が労働組合に提示した内容は驚くべきものだった。
なんと冬季ボーナスはゼロ、給与カットも行い年収は3割減というものだ。
さらに無給の休業制度(最大2年間)も設けるほか退職金割増の新たな希望退職も募集するという。
ANAといえばごく最近まで大学新卒者の就職人気ランキングの上位を不動のものにしていたがこのギャップはどう受け止めたらいいのだろう。
いくらコロナ禍が背景にあったとはいえまさに絶句ものである。
「平家物語」ではないが諸行無常はいつの世にもあるのだねぇ。
ANAの同業でライバルでもあるJALはいまのところ大きな動きはないが果たしてどんな施策を講じているのだろうか。