グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相の「6人が外されているということは知らなかった」旨の発言に思う

2020年10月10日 | 政治
昨日報道されていた様々なニュースの中で最も驚いたのが首相の例の学術会議メンバー任命に関し「(任命から外れた)6人について名前も知らないし学術会議推薦から最終決裁の段階で変更されていたことも知らなかった」と発言していたことだ。
一体こんなことがあるのだろうか。
本当に知らなければ、そして学術会議からの推薦通りに決裁したと理解しているのであれば「総合的に、俯瞰的観点から・・・」などあんな抽象的で訳の分からない説明など行う必要もなかった。
今になって「知らなかった」というのは明らかに理由を正直に説明することを回避したいがための方便ではないか。
実際に学術会議側と6人の取り扱いについて齟齬がある限り誰かが修正に動き首相にその旨取り次いでいる(あるいは首相本人が直接関わった)としか思えないのだがそれでも首相は「知らなかった」というのかねぇ?
こんな言い逃れは見苦しいし、社会全体に及ぼす悪影響も大きい。
首相は本当に日本をいい国にしたいと思うのならもっと己に誠実に対処すべきだろう。