グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

通信キャリアの三者三様に思う

2018年11月06日 | 日記
過日官房長官が「携帯電話の通信料金は4割程度引き下げられる」とぶち上げたときは驚いた。
政治がここまで具体的に民間ビジネスに口出しするなどは極めて異例だと思ったからだ。
それはそれとしてやり玉に挙げられた3社の対応はそれぞれ違ったものだった。
NTTドコモは経営に余力があるのか、それともお上の言うことには逆らえないと考えたのか、比較的素直に応じる姿勢を示した。
その一方でAuはNTTドコモには追随しない、従来の路線を基本的に踏襲するという。
この場合多くの顧客がNTTドコモなどに流出する恐れがあるが果たして秘策があるのだろうか・・・。
さて、かのソフトバンクは値下げには応じるが従業員も4割程度削減するという。
政治に対し多少抗議しているようにも思うがどうだろう。
いくら新事業分野があるといってもおいそれとコンバートなどできないと思うのだが・・・。
3社の対応はまだまだ除幕であって今後変わっていくかもしれないがとりあえずの対応は個性があって興味深い。
政権への距離も差があるのかもしれない。(笑)
一連の動きの中で一番点数を稼いだのはほかならぬ官房長官自身だろう。
何せ膨大な携帯電話ユーザーを味方につけたのだから。