toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
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499-020404重なり合う西上州の山々

2020年04月04日 | 山登りというより山歩き

                  

 

桜を愛でに低山を歩く。安中市の崇台山と後閑城址。共に300m足らずの低山だがなかなか見事な桜を見ることができた。春おぼろの雲の多い天気だったが、崇台山山頂から下仁田の街の向こうに拡がる西上州の山々。このカメラは使い慣れてはいるが、機能を全部理解できているわけではない。私の腕前ではこの程度が限界。それでも一番奥の長野県の御座山までの間にいくつもの山並みが重なりあう光景は何とか見られる一枚になった。中央のピークは小沢岳。小さな画像をクリックすると拡大表示されます。

 

山の南面に花に埋もれた曹洞宗長学寺。加賀前田藩の一族で富岡七日市藩の殿様の菩提寺。6月を迎えればアジサイも見事な寺だ。知る限り歴史に登場したのは、水戸天狗党が西上した際に、その通行を阻止すべく形だけの一戦を仕掛けたことくらい。

 

崇台山山頂から東南方面を見下ろすと、尾根に沿って桜が咲き誇る。数年前に見た吉野山の光景を思い出す。

 

世上騒然とした事態になっているが、花は我関せずと季節が来れば今こそ出番とばかりに咲き乱れる。

コロナ騒ぎで日本がそして諸外国が異常な緊張状態にあるだけに、変わらない季節の移ろいが今年も展開していることに安堵する。

死ぬか生きるかの瀬戸際まで追い詰められた昭和20年の4月の山々にもこんな光景が拡がっていたのだろうと思うと、今回の危機も乗り越えられるだろうと確信している。

 

(追記)

どこのどなたの作品か? この見事さに感動し、勝手に拝借しました。

 

 

 

 

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