説明の要はありませんが、草津白根山湯釜です。 火山噴火警報が出ているとかで、昔の登山道は閉鎖。 新しい西よりの尾根道から登りました。 こちら側からの湯釜の景観のほうが迫力あり。10月2日撮影
続いて国道最高地点から見下ろした芳ヶ平、 まだ紅葉には少し早い。
10月2日の午後3時半ごろ、 草津からの帰路、碓氷バイパスを高崎に向かって走っていたときのこと。 5台ほど前を走っていた車が一匹のサルをはねた。
後続の車はその倒れたサルを除けたり、踏まないように上を通りすぎていく。 私の車は家内が運転していたが、傷をつけないように注意深くその真上を走り抜け、後続車の邪魔にならないように左に寄せて停車させた。
後から現場に近づく車に惹かれて肉片にならないように、倒れたサルを道端に移動させようと車を降りて現場に近づこうとしたときのこと。
一匹のサルが走ってくる車を注意深く見ている。 何台かが通りすぎた後、1台の車が倒れたサルの前で停止した。 サルはこわごわと停止した車を見ている。 しかし不安を感じたのか倒れた仲間をそのままにして戻ってしまった。 しばらく様子を見ていると別の大柄のサルが近づき、不幸なサルを抱きかかえると急いで道端に戻り、抱きかかえたまま頭をしきりになでている。 私には「大丈夫か! 死ぬんじゃないぞ!」といっているようにも見えた。最初のサルは兄弟、次のは親だったのかもしれない。 結局私の出番はなかった。
車に戻る際に周囲を見回すと、20匹はいたか。 みんな事の成り行きを心配そうに見守っている。
あのはねられたサルは全く動く気配がなかったので命はなかったと思われる。 勇敢なサルの行為と、見守るサルの集れの光景が目に焼きついている。
心無い通行者が与えるお菓子に引き寄せられて、交通量の激しい道へ現れるようになったサルの群れ。 車の怖さを体験し、群れを統率するボスザルから、改めて人の怖さを強く説教をされたと思う。
突然のことだったので、珍しい事故現場をカメラに収めることはできなかった。
草津白根道路国内最高地点から(2)
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