コーンカットしていただいたキハダの樹皮付き材でナチュラルエッジボールを仕上げました。 始めは2番目の大きさのから練習を兼ねて挽きます。次回こんなチャンスがあるようでしたら もう少し厚めにカットしていただくよう お願いしたいと思いました。
キハダのナチュラルエッジボール 上 W334 D245 H115 下 W255 D196 H82
コーンカットしていただいたキハダの樹皮付き材でナチュラルエッジボールを仕上げました。 始めは2番目の大きさのから練習を兼ねて挽きます。次回こんなチャンスがあるようでしたら もう少し厚めにカットしていただくよう お願いしたいと思いました。
キハダのナチュラルエッジボール 上 W334 D245 H115 下 W255 D196 H82
気温がぐ~~んと下がって町内の諏訪神社の紅葉が一段と濃くなりました。ちょっと風が冷たいですが空気が澄んで空が青く陽光に紅葉が一段とあざやかでした。とてもこの美しさは一枚の写真では表せないので12枚です。
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Φ350mmのキハダのコーンカット材 VL-175で挽くことのできる最大径です。
割れ欠き部分があるので赤線まで落とします。偏心させて片側だけ落したかったのですが 厚みが足りませんので平行に切り落としました。
フカフカの柔らかい木で 逆目を止めるのが簡単ではありません。
四苦八苦で なんとか逆目が止まったようですが滑らかではありません。まだまだ修行が足らないんですね~。
とりあえず2番目の径280mmを挽いてみました。 割れ欠け部のひびダメージが割と深く入っていますので仕上がり径は小さくなりそうです。
こんな柔らかい木ではどうしてもガサツに削れてしまうコーンカッター切削面のダメージは相当深く入ってしまいます。 無駄のないようにコーンカットしていただいたので形はコーンカットの形を倣うしかありません。
キハダ浅鉢 左Φ325×h85 右Φ256×h58
カット寸法350mmが325mm 280mmが256mmに仕上げることが出来ました。 厚みがある割合にはとても軽いです。
昨日 平塚の山口さんがΦ350mmほどのキハダのコーンカット材を持ってきてくださいました。 一ヶ月ほど前にカットしたときは半生だったキハダはすっかり乾いて 軽~~くなっていました。乾いた桐の木より軽いくらいです。挽いてみます。
木裏側(芯側)からコーンカットしたてのキハダ。(画像は山口さん提供)
木表側(樹皮側)からコーンカットしたキハダ。(画像は山口さん提供)
欅 穴あきボール
左 Φ197mm×H80mm 右 Φ162mm×H67mm プレポリマー拭き取り
サンディングが今一でペーパー傷が残っていますが まーこんなもんでしょう(^_^;)
左のボールの粗木取り材
右のボールの加工中。掴み代を2回付け直したら高さが低くなってしまいました。
欅の二股部分を四割にし薪にしようと置いておいたもの。寒くなって来ましたのでストーブの薪にして片付けようとひっぱり出してきました。今年の6月18日に掲載しました材の片割れです。
ひっくり返して 使えないかな~~。
半分に割って。
難しそうだけど駄目もとで挽いてみるか?
6月20日に掲載したボールは 売れなくても構わないと高めの価格にもかかわらず エッ!と言う間に売れてしまい これに味をしめて 柳の下狙いです。(笑)
欅の古い粗木取り材三枚で練習した甲斐があってタモのミニ盆七枚をスムーズに挽くことができました。 欅は削って見ましたら とても硬かったのですが思ったより良い木目でした。タモの方は柔らかでサクサク挽けます。
真っ平らに挽いてしまいますと反りが出た時に据わりが悪くなってしまいますのでその加減がお盆挽きの難しい処なのでしょう。
手前の左から三番目の白っぽい大きなカップは小沼智靖さんの作品です。 11日に平塚の山口さんと行ってきました「器展」の会場です。ちょっと遠かったけど 行った甲斐がありました。
230組の作品は みごたえがあります。 作者の心意気の詰まった作品はどれもみんなすばらしい~~!!かったです。
川口康さんの作品。さすがです。これ一木で削り出してあるんですよね~~。角が刺さるくらい顔を近づけて見てしまいました。
川口康さんの御嬢さんの作品。 後継者になるかどうかは未定のようです。(笑) 小六(12歳)なので参加作家さんの中では最年少でしょう。
星の数ではお父さんをはるかに超えて230組中ダントツで一番 (^o^)丿 (2日目の正午前の時点で)
私もこれぞウッドターニングだ!と思いました。
井上重信さんの作品。右の三個の器は2重挽きになっていて すごい! 井上さんにお願いして いじくりまわさせていただきました。すごさはひっくり返して見ないと判りません。 左のククサは私も作っていますが価格設定が私のククサの15倍位いでした。
左から私 山口能司さん 井上重信さん
優秀賞作品は4点中3点が 漆工芸の伝統工芸風の作品で とても素晴らしい納得できる作品ですが 私にはちょっと違和感がありました。
新しく木取ったお盆材を挽く前に すっかり忘れていました年代物(7~8年)の欅とトチの木取り材を思い出してひっぱりだしてきました。戴いたり 格安で 購入したりで溜め込んでいたけど手か付けられなくて埃だらけです。度々の台風時にも雨漏りの被害にも合わずに済んだのですが小口にヒビも入ってきたのもあります。 顔見知りのウッドターナーから 直接 戴いたり購入したりのものもありますが 廻り回ってきたのもあります。 見覚えがある方も いらっしゃるのではないでしょうか。
左上の欅材3枚を先に挽くことにしました。
この三枚は 岡田泰弘さんが粗木取りして乾燥させた欅のお盆の木取り材をJWAの佐野会長さんが沢山購入してその内の3枚を私に下さったものです。よく乾いていて かなり反っています。径310mm 厚み32mm
Φ300mm h26mm 写し方が悪いのか杢目のせいかで サラダボールのように見えますが平らなお盆です。とても良い杢目です。 「それぞれの秋」展の岡田泰弘さんやオフコーポレイションの「器展」で見せていただいたばかりの完璧な仕上げのお盆のイメージが目先にちらついて かなりのプレッシャーを受けながらの 作業ですが 少しぐらいの ササクレやサンディング跡は良いことにします。(^_^;)
スタンバイ完了の各ブース 空気が澄んでいて朝日を受けて真っ黄色のイチョウの葉が眩しいくらいです。モミジも大分色付いてきました。頭上から樫の実が ときどきポトリポトリと落ちてきます。
私としては秋のクラフトフェアーのフィナーレとなりました今日の「手作りアートマーケットin 浅間神社」でした。 一日中穏やかな小春日和で 前回に続き絶好の露店業日和でした。
ファンカーゴのリアウインドーガラスに映った空の青さとイチョウの黄色。
すぐ隣の陸上競技場との間で農業祭も開催されていたこともあって かなり大勢の来客で賑わったアートマーケットでした。
岡田泰弘さんの作品
陣馬街道沿いの工房「野の人」 で開催中の 「それぞれの秋展」に行ってきました。クラフトマン&クラフトレディー 7人展です。
私の興味はどうしても岡田さんの作品になってしまいます。挽き芸から漆芸までの全作業を一人での一貫作業です。
全くの私の個人の感じですが 同じ挽き物でも 木工旋盤とガウジでの組み合わせで挽くウッドターニング作品では なんとなく遊び心と言うかゆとりとか ( 悪く言えばいいかげんさ ) を感じるのですが 和轆轤とカンナでの挽き物作品からは いい加減さのない卓越した技術の緊張感のある張りつめた気を感じます。岡田さんの作品にもそれを感じます。 木工旋盤と和轆轤とでは「似て非なり」の別の世界なのでしょう。 とくに岡田さんは漆塗りが得意なので漆塗りの挽き物は ウッドターニングとは別のジャンルの「伝統工芸の部」になると思います。
久しぶりに岡田さんと短時間でしたが お会い出来て良かったです。
欅のお盆 Φ340mm h45mm 摺り漆仕上げ NOVA3000を12年前の2月に買って8月にオークビレッジの漆塗りの講習会に行って その後 直ぐに作ったお盆です。欅の根杢でとても硬くてやっと削ってサンドペーパーを沢山使ったのをおぼえています。この時は「ウッドターニング」という概念ではなく「轆轤挽き」と思っていた頃です。NOVA3000で挽ける最大径です。
裏面に製作年月日が2000年9月14日と彫ってありますが その後に漆塗り作業をしました。この年の8月にオークビレッジで漆塗りの講習会を受けたばかりで 忘れないうちにと教わった通りに丁寧に塗っては磨きを8回も繰り返しましたので 今見ても とても素晴らしい仕上がりです。(と 自画自賛(笑)) 「挽き物はお盆に始まりお盆に終わる」らしいのです。平らに削るのが結構難しい!
現在お盆挽きを始めようとしていますので以前に作って大事にしまってある お盆を引っ張り出して見てみました。出来上がった時には形はともかく削りや摺り漆塗りが良く出来たと思い 見せて回ったのですが あまりの出来の良さに ほとんどの方が まさか私が作ったとは信じていただけなったようでした。(^_^;)
今回はコストをかなり考慮しますので 丈夫には作るつもりですが こんなに丁寧には作れないかもしれません。