木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

ケヤキ丸太

2010年03月30日 | 木工旋盤

 今朝は気温が零度以下に下がって水溜めに薄氷が張りました。あと2日で4月だと言うのに‥‥‥‥。

 昨日 長さ2m 径が50㎝から30cmのケヤキ丸太3.5本 「要らないか?要るのなら持ってくるよ」と言われました。「要らなければ山の中に捨ててくる」のだそうです。
 2年ほど雨ざらしになっていて 周りに「木耳」や「猿の腰掛」などの茸が沢山生えていて 木口の割れも大きいので どうしようかな?と考えました。
 最近は生木が沢山入ってきましたので 贅沢になっています。(笑)
 試しに一本を真ん中で切ってみましたら 中は目が詰んでいて しっかりしていて糠木ではなく良いケヤキのようで「要ります」。
 みぞれの降る寒い中を新型の大型フォークリフトで運んでいただき やっと片付けたスペースが また塞がってしまいました。

 



春の椎茸

2010年03月28日 | 木工旋盤

 今日は良い天気でしたが 風は真冬に戻ってしまったように冷たい一日でした。
 咲きかけた桜がとまどっているようです。
 本降りの雨が2日間降って 寿命が尽きかけている榾木に出てきた椎茸が急に大きくなりました。
 冬に出る椎茸を寒子で春に出るのを春子と言うそうですが これはどちらになるのでしょうか。やっぱり春子でしょうね。

ミズキのナチュラルエッジ

2010年03月27日 | 木工旋盤
 小山さんの所から戴いてきましたミズキ。一月半ばの一回目の伐採時に太丸太でタイヤが大分潰れているにもかかわらず更に径が150mmや70mm位の細身の真ん丸のところを縦木取りナチュラルエッジ用に2~3本いただいてきました。
 2ヶ月以上経っていますのでこれ以上置くと割れやシミしみが入ってくる場合が多くなってしまいます。樹皮が少し硬くなってナチュラルエッジに丁度 良い頃だと思います。

 このミズキ生木は とても削り易く 樹液も飛び散らずシュルシュル気持ちよく削れます。
 名人になったような錯覚をしてしまいます。(笑)





桜の太丸太解体

2010年03月23日 | 木工旋盤
 薄曇で暖かい今日の 津久井町又野の欅山家具工房。
 
 桜の太丸太の解体に駆けつけました。



とりあえず 細い方から解体です。
チェーンソーが唸ると桜の薫がただよいます。
 タイヤが潰れ始めるまで積んで いただきました。
 昨日やっと処理が終わったミズキに代わって 桜の塊が10個 収まりました。

材料は大切です。 
パワーあふれるMさん 峠を越えたかなーで ますます丸みをおびてきましたSさん 
 みなさんありがとうございました。
 明日から2次処理をします。

二輪草

2010年03月20日 | 季節
作業小屋のあっちこっちに以前から生えている二輪草です。
 暖かくなってきましたので急に大きくなってきました。
 これが二輪草だと気がついたのは2年前で それまでは「現の証拠」の変わり種だと思っていました。
 食べられるそうですが未だ食べたことはありません。
 

 こちらは薬草の「現の証拠(ゲンノショウコ)」 小屋の周りに沢山生えてきます。
 草木染めに使おうとちょっと大事にしていましたら ずに乗って はびこりだしましたので間引きしています。 
 

こちらは自宅の庭に生えてくるトリカブトです。 春の山菜採りで二輪草と間違えて食べてしまい中毒事故が起きたと ときどき報じられることがあります。
 

 二輪草とトリカブトとゲンノショウコは芽が出たての今頃は葉の大きさも形も よく似ています。
 二輪草はこのままの形で盛り上がってきますがトリカブトは茎が立ってきますしゲンノショウコは蔓が延びて這いずります。

彩色独楽

2010年03月18日 | 木工旋盤
よく乾いてきましたミズキやエゴやその他の独楽用の木取り材をいつでも直ぐ挽けるように丸棒にしました。在庫が底をついてきましたので補充作業をします。
 単純に考えて径が3cmの捻り独楽を作るのに3の3乗の27c㎥に掴み代を加えた材料が必要ですが 径が7cmの紐引き独楽になりますと約13倍の343c㎥に掴み代を加えた材料が必要になります。
 3cm角の木取り材ですと2~3ケ月もあれば乾きますが7~8cmの角材ですと1年近く掛かり 数も取れませんので貴重品です。
 今までは7~8cmの独楽も軸一体で挽き出していましたので18~20cmの長さの木取り材から2個しか作れませんでした。軸は8~9mmですので太い材から削り出すのはとても勿体無い気がしていましたが軸を嵌め込みで作るのは たいした数を作るわけでもないので工程が増える分 面倒だし と思ってやっておりませんでした。しかし沢山作ろうとしますと材料消費が馬鹿になりません。別に軸を作って差込むと倍の数が作れますのでこの差は大きいです。





 オモチャや独楽や剣玉で お菓子はありませんが確かに駄菓子屋の店先みたいです。
 素質もセンスも無さそうですので創造性のある芸術的な作品は他の優秀なウッドタナーにお任せすることにしましよう。 駄菓子屋の店先だって楽しいです。

手仕事アートマ

2010年03月14日 | イベント・行事
 昨日の八王子市富士森公園浅間神社境内での第一回手仕事アートマーケット。
 以前から毎月定期的に開催されていました骨董市との併催で 天気にも恵まれて結構な盛況でした。

 開店準備に忙しい早朝の各ブース


 カラフルな犬用帽子屋さん 上の写真の左下を別の角度から撮った写真です。


 子供さんには人気の独楽場 

藤沼さんの個展

2010年03月12日 | イベント・行事
 
 昨日、恵比寿のホツミギャラリーで14日まで開催されています藤沼さんの二人展「種」にターニング仲間のMさんと行って来ました。
 「背中を丸めて何時間も同じ姿勢をしていると疲れてしまう」と笑いながらお話しする藤沼さんは相変わらず優しい。
 しばらくは藤沼さんの作品が目の前にちらつく毎日が続くでしょう。
 「シリアスにやらなくちゃ」と思います。

薪から

2010年03月09日 | 木工旋盤

 春になったのか?と思う 暖かい日もありましたが又冬にもどってしまったような寒い日も続いて薪の残りがが少なくなってしまい慌てて引っ張り出してきた 直ぐに燃せる良く乾いた枝材の一部です。
10年ほど前に入手して下積みになっていて どうせ薪にしか使えないと見放していた栗や檜やケヤキやその他の木。
丸い物を挽くのだから断面が丸い方が理に適っていると思って手当たりしだい集めた物で当時 湯飲みをせっせと作っては摺漆を練習していました。 
 檜やケヤキは虫食いと芯割れで薪になってしまいましたが ハリエンジュや栗の心材は割れも虫食いも無く湯呑みや ぐい飲みには使えそうなので とりあえずは栗の木を20個ほど
輪切りにしてみました。

 径は80~50mmで 虫食いや腐れの取れたところの出来なりの まちまちですが どうせ一品ものですのでこれでよいのです。

 当地の今夜は5cm以上積もる大雪(?)になるそうです。  
 

スポルテッドウッド

2010年03月01日 | 木工旋盤

 使い切れずに半割りのままにしておいたクヌギの生木にカビシミが入ってしまいましたので どうせならもっと沢山カビシミを入れてスポルテッドウッドにしようとカビ菌醸造をして置きましたが その後すっかり忘れてしまいました。
 先日 思い出して取り出してみましたら 大分醸造が進んで虫食いや割れも生じて醸造し過ぎになってしまったようです。
ウレタン含浸工法がなければ廃棄処分になってしまうところでした。