木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

押し寿司型枠

2008年11月30日 | 木工
 押し寿司の型木枠を作りました。 
 ターニング作品を時々お買い上げた戴いている知り合いが「友人から こんな物を頼まれたが作っていただけますか?」と押し寿司の型木枠の見本を持ってこられました。
 厚みが3cmと5Ccmの抜き枠です。今では作る職人さんがいなくて店頭では入手出来ないのだそうですが 糸鋸があれば簡単に作れそうです。
 
 電ドルを動力にする糸鋸アタッチメントと1年ほど前に捨てると言うので戴いたとても古い型の糸鋸しか持っていなくて 糸鋸作業も5mmぐらいまでの薄板しかやったことがありませんので 今まででしたら当然にお断りする所でした。
 ところが 一ヶ月程前に友人から「未使用の糸鋸があるが安くするから買っていただけませんか?」と言われて ただ同然に譲っていただいたまま物置に仕舞い放しになっているピカピカの新品糸鋸があるのです。
 試し切りには良いチャンスだと思いましたが 性能ギリギリの5cm厚に心配もありましたので「こんなに厚いのはやったことがありませんので出来るかどうか解りませんが やるだけやって見ます」と一応はお引き受けいたしました。
3cm厚みの方は簡単でしたが5cm厚みの蝶々は思った通り簡単ではありませんでした。
 蝶々の頭と尾の部分の細かい凸部分が見本のように上手く刳り抜けないのです。上側は上手く行ったようになるのですが裏側が全く崩れた形になってしまいます。鋸刃が撓んでしまって真直ぐに切れていません。
 端材で練習をしましたが3回は いずれも失敗でした。
 4回目が成功したわけではありませんでしたが 3回の失敗でもっと沢山練習をする正攻法では時間がかかりそうなので何時ものように なんとか誤魔化す方法を考えました。

  蝶々の押し抜き型と扇と梅花の2連押し抜き型。 
  いずれも右側が見本で左側が今回作った押し抜き型。

 4種類の糸鋸刃を持っていますがそれぞれの使い方を知りません。薄板なら適当にやれば何とかなりますが厚みがある場合は適当では出来ないようです。
 プロ使用の大型機や中型機を購入する気は さらさらありませんが 少しは勉強しなければと思い始めました。
 

刃物の追加

2008年11月27日 | 木工旋盤
 須田師匠の最新の刃先形状を伝授されたYさんがその形状を試すべく新しい刃物を調達すると言うので河口湖湖畔の「池田」まで富士吉田のMさんと共にお供をして来ました。
 日本製木工刃物の海外輸出を本業にしています「池田」は展示場を閉鎖したため木工旋盤の在庫販売は中止していますがアシュリィ・アイリスやハムレットやモンローホロワーなどの旋盤刃物は多数の在庫を揃えていてオリュウの木工ヤスリなどと共に販売は継続しております。
 
  Yさんが購入した刃物の一部です。

生木の粗挽き

2008年11月22日 | 木工旋盤
 久しぶりに生木の粗挽きをしました。
 先日 戴いた直径が40cmほどのクヌギとケヤキです。
 半割にしてボールにしようと直径の長さには切ったのですが手がつけられずにそのまま置いておきましたら 燻蒸乾燥の実演に集合した皆さんに「このままでは ひび割れしてしまう。早く使った方がよい」と忠告していただきました。
 
  
 早速に進行中のプロジェクトを一時中断してのシュルシュル粗挽き。
10個分ありますが とりあえず2個を挽きます。
大量の削り屑が飛び散る生木挽きって これぞターニングという感じです。
 旋盤に取り付けられるギリギリの直径35cmにチェンソーで木取って 私としては最大級のボール挽きです。 
 クヌギは今年の春に伐ったそうで白太には腐模様がはいっていますがフケてはいませんので結構 硬いです。
 燻蒸乾燥や大釜煮乾燥を伝授いただきましたが条件が整わずで その内に試すことにして 今回は「粗挽きのんびり自然乾燥」で行きますが クヌギは乾燥中に割れやすいので心配です。
ひび割れしなければ途中で中挽きをして4月頃に仕上げます。

 

ガラス切り

2008年11月17日 | 木工
 フォトスタンド用の板ガラスの切断作業をしました。
 少し旋盤作業をはなれてフォトスタンド(L版用額縁)作りの木工作業をやっています。
透明のプラスチック板で良いかなと思いましたが やっぱりガラスの方が高級感があるのでガラスにすることにしました。
 ガラス切りは しばらくやっていなかったし もともと上手ではないのでお釈迦が沢山出てしまいました。
ガラス屋さんのようにチーッという軽やかな音が出ずにジャリジャリとなってしまいよく切れません。あらぬ方に割れていってしまいます。(^_^;)
   
 あっさり切れるときもありますので道具のせいではなくて腕のせいであるのは確かです。
  20枚切り出すのに悪戦苦闘でスムーズに上手に切れるようになりかけたところで20枚になりました。

 ガラスの切り口で怪我をしないように周囲の面取りをします。
 旋盤バイトのホーニング用のカード型ダイヤモンドヤスリの荒目の方がちょうどよいようです。

欅山工房の丸太解体その二

2008年11月12日 | 木工旋盤
 薄曇りで気温の低い昨日欅山工房での2回目の丸太解体作業をしました。
 前回解体して積み残ししました欅の他にクヌギの丸太の解体です。
 フケが入っていてこれは使えないとS師匠が見放したクヌギの丸太。
 
 お気楽アマ3人は「芯はいい色をしているし腐斑も使いようによっては使えるね」
  早速スパスパ胴切りして車に積み込む。3台とも前回よりタイヤが潰れています。
 

 そんなに溜め込んで如何するのかと自分でも思いますが‥‥‥‥(^_^;)
 戴ける時に戴いて置かないと 何時入手できるか解らないので保管場所さえあれば溜めて置いた方が良いと思います。特に材料にお金を掛けられない人には有効です。





 

柿の収穫

2008年11月09日 | 季節
収穫した柿の一部です。
 10月半ばから熟したのからもぎ取っていましたが 立冬を過ぎて残り少なくなってきた柿の全もぎをしました。
 裏年の上にへた虫がついて落実が結構ありましたので数は少なめでしたがその分 大きい実になったようでした。
 手前の大きい百匁柿は370gでわずかですが百匁に足りませんでした。


桐丸太切り

2008年11月06日 | 木工旋盤
 小春日和の今日 径80cmの桐丸太の胴切りをしました。
 積み上げられている桐丸太は径80cmで2.4m多分1㌧以上はあるでしょう。
 3人掛かりで動かして3つに切り分けました。更に二つ割にして大鉢を作るんだそうです。
  
 途中で何回か切るのを諦めかけましたが執念で切ることが出来ました。
 二つに芯割りにして1玉分を何とか軽バンに積み込みましたが後ろが下がって
 タイヤがつぶれていました。無事にお帰りになれたのでしょうか心配です。

 私は細めのところでいいですよーー。
 

寒露

2008年11月05日 | 季節
 冷たい朝露でゴーヤの葉っぱの一部が枯れ始めました。
 まだ次から次と花が咲いてきていましたが今年はこれでお仕舞いのようです。
 これはなんとか間に合って実になりました。あと2日~3日ほどで黄色になって割れて中から赤いぬめりのついた種が出てきます。

秋の文化祭

2008年11月02日 | イベント・行事
 11月1日~3日 居住地域のコミュニティーセンターで今秋も文化祭が開催されました。
 広ーい体育館での作品展では書道・華道・銘石等が中央部を大きく占めていまして あいかわらず木竹工芸のコーナーは奥の片隅でしたが8名の木工人が力作を何点かずつ出展して見ごたえがあります。
 なかでも知り合いの大工さんの超力作 薬師寺東塔模型が ひときわ異彩を放っています。
 お付き合いで私も新旧の作品を三点出展させていただきました。