木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

極秘でないプロジェクト

2008年09月25日 | 木工旋盤
 昨日 熱心なウッドターナーのMIさんとYAさんのお二人が連れ立って作業小屋の視察に来て下さいました。
 丁度、極秘プロジェクトのさわりの行程でしたので 極秘だとお断りして ご覧頂きました。(笑)
 寄木の作り方にも いろいろの作り方があるのでしょうが私のやり方を一応説明させていただきました。
上手くできるかどうか自信がありませんので秘密にしておきたかったのですが 前もってご連絡があったのにかかわらず散らかし放題にしていましたので 片付ける間がなかったのです。

手間がかかるというより 接着剤が乾くのに時間がかかって1行程毎に一晩置かないとならないので待ち時間が多くなってしまいます。別の作業を平行して進めると手が空かなくなりますが集中できなくて失敗が多くなってしまいます。
 瞬間接着剤なら時間が短くなりますがプレスを掛けると 隙間が少なくなるような気がするのですが‥‥‥‥でも隙間が出来ます。(^_^;)
 上手に出来るかどうかは別とすれば面倒な作業の繰り返しで作業の一つ一つはそれほど難しくはありません。

 お願いして取り寄せて送っていただき 届いていました接着剤はMIさんと半分分けすることになっていましたが 「私のBLOGを見て キャンセルしたいとお考えなら遠慮しないでよいですよ」と申し上げましたら「直ぐ使いたいのです」とお持ち帰りになりました。
 耐水テストの結果や進行中のテスト状況を見ていただきましたのでご納得いただいたようです。  

 YAさんのお土産の特大の梨 豊水はなんと径120cmほど とても甘くて美味しい!

 プリュースによくもこんなに積めたなーと思うほど沢山の薪も持って来ていただきましたので早々と冬の準備が出来ました。
 少しは使えるのがあるかな?と調べましたが使えるのは1個もありませんでした。(笑)
追記:YAさんは数年前に既に駒寄木のテクニックを習得して素晴らしい作品を作っております。

古い道具 その三

2008年09月24日 | 木工旋盤
 これでも大分埃を払った後です。

 古い小型のスライドソーを見つけてきました。
寄木の駒ピース(と言うのかどうかは知りません)の切断角度の設定が難しくて時間がかかります。角度の型板をマルノコに合わせるのですが 極僅かの狂いであってもリングにすると分割数倍になるのでなかなか合いません。試し切りをしてリングを作って見ますが大き過ぎたり少な過ぎたりで一度合わせたらそのままにしておきたい思いです。 レーザー付きが欲しいなーー。もう1台あると便利だとつくずく思っていましたら親戚の木工所の棚の片隅に埃をかぶったスライドソーがあるのに気がつきました。1998年8月作製の190スライドマルノコ。勿論レーザーは付いていませんが私の道具類の中では新しい方です(^_^;)
 「これ使ってないの?」「あーぁ 最近は昇降盤でやるので使わない。あっちこっち具合が悪いよ」で いただいてきました。 それにしても汚い! 接着剤があっちこっちにくっ付いて埃りだらけで錆びだらけ。ただだから文句は言えません。
持ち帰り改めて点検。安全カバーが手を添えないと開きません。角度クリックが機能しません。跳ね上げ止めが動きません。肝心のアルミフェンスが曲がっています。
 旋回テーブルがスムーズに回転しません。安全スイッチが取れていてありません。
 押し切りの動きも硬くスムーズでなく集塵ホースの取り付けアダプターが取れそうになっています。 回転テーブルのプラスチック補助テーブルが随分傷んでいます。安全スイッチボタン以外は電気関係で無いので何とか自分で直せるかな~。
モーターは大丈夫そうで快調に回ります。マルノコ刃だけは取り替えたばかりで埃を払うとピカピカでよく切れます。テーブルに対しての直角は合っているようですしシャフトが錆びては いますがスライド機能にガタがありません。
 とりあえずエアーとブラシで埃を落として後は濡れ雑巾でこすります。
 易しそうな所だけ分解して錆を落として5-56をたっぷりかけて半日掛りで使えるようになりました。あっちこっちにブルーダイン等の接着材がこびりついていますが時間をかけて落としていきます。

   11度1/4の角度切り専用にするつもりですが ついでなので直角と45度の添え板もつくって鬼目ナットを埋め込んで蝶ネジで止めましたので簡単に取り替えられます。
 駒切り専用ですからスライドは使わない押し切り作業が主になります。
 作動範囲は狭くても構わないのでテーブルの上にも板を張った状態にしました。 フェエンスの添え木にL字型にとりつけたので添え木ごとの交換になります。

 2台になって便利になったのも束の間 二代目が出来て安心したのか なんと!鋸刃を研いだばかりの260型の寿命が尽きてしまいました。(>_<)
 あわてて道具屋さんに持って行きメーカーに見てもらったら「部品交換で すぐ出来ますが修理代が2万円ほど掛かりますが直しますか?」「う~~ん 修理したら今までのように使えますか?」「なにぶん古いのでどうですかね~~」思案中です。

 

接着剤の使用期限

2008年09月21日 | 木工
 常用しています接着剤に使用期限があって古くなると接着能力がなくなるという 親切なメールをいただきましたので簡単なテストをして見ました。
  古いタイトボンドⅡで接着した切れ端をバケツにまる2日間 漬けてから 無理やり剥がして見ましたが充分よく接着していて問題はありませんでした。
 以前にもテストはやってみたことがあり今回は3度目になります。

 最近 象嵌や寄木に手を出していますが接着材が駄目ですとお話になりません。
 海外のセグメントのサイトを見ますと花瓶や壷などの水を入れるものが割合多く作られているようですが 当面は水漬けにするような使い方をする物は作らないつもりです。
 それでも耐水性のある接着剤に越したことはありません。
 
 寄木を始める前に耐水性が高い(値段も高い)と言われていますタイトボンドⅢの購入をしたのですが確実に4年以上前(たぶん6年ほど前)に購入したタイトボンドⅡもまだ少し容器の底の方に残っていましたので新しいタイトボンドⅢと共に接着力と耐水性を試してみました。
 接着して1日経ったところで熱湯に10分ほど漬けて火を止めて そのまま6時間ほど漬けっ放しにしてから乾かして無理に剥がして見ました。
 このテストに限っての結果は新しいⅢも古いⅡも両方とも接着力も耐水性も完璧でした。で 今回は2日間 水に漬けて試してみました。別の切れ端で1週間ぐらい漬けておくとどうなるかの試験も進行中です。

 新しいⅢは32オンス(1L弱)ですので寄木に嵌まると直ぐなくなりそうですので1ガロン(4L弱)を追加注文をしてしまいました。
 たぶん少量入りを注文された方がその理由として話題になったのでしょう。
 確かにあまり使わないのに沢山購入するのは割安になったとしても使い残しが古くなって無駄になってしまう場合もあり かえって高くついてしまうこともあります。
 古くなった物は無理に使わない方が安全ではあります。

 この種の接着材は使い易いのですがエポキシほど永くもつことはなさそうなので こだわるのなら使い難いけどエポキシ系を使うのが良いのかもしれません。

秋の花 二題

2008年09月17日 | 季節
 夕べ午後8時頃に強烈な芳香を放って月下美人が咲きました。
 おりから満月が綺麗でした。
 月下美人と満月は関係があるのでしょうか?
 美人薄命で朝にはもう萎れていました。
 よく似た孔雀サボテンは1週間位は咲いています。

   
隣地とのフェンス際にいつの間にか咲き出した万寿紗華(彼岸花・曼珠沙華)。
 フェンス改修工事にもかかわらずほとんどが生き残っていました。

古い道具 その二

2008年09月13日 | 木工旋盤
 旧型のバンドソー KERV BS-350 。
 新型の上位機種KERV BS-14ライザーブロック付きを導入した友人のYさんからのお下がりで戴いたものです。ガイドがローラー型に変えてありました。
 奥にチラッと見えているのが7~8年以上の木工経験のあるアマチュアの方なら何方でも(たぶん)知っている10年物のデルタ28-280です。
アマチュア木工家向けに木工機械を販売している方が熱心に推奨していましたので当時はデルタ28-280が世界で一番良いバンドソーだと思っていました。
 28-280には曲線挽き用の6mmブレードが付いていてましたので 戴いた時10mmのブレードが付いた BS-350を そのままリーソー専用に使っていました。
 最近になって生木の半生に釘が入っているのを知らずに挽いて切れなくなったのを我慢して使っていましたがドラフトが酷いことになってしまい真直ぐ挽けなくなって、やむなく新品の13mmシャークブレードに交換しました。
 戴いたまま無調整で使っていましたので この際あっちこっち調整をしました。
 まだ2ヶ所 直さなければならない所がありますが とりあえず使えるようにして試運転。 
 見違えるほど調子が良くなって まだまだ使えそうです。 
 そのうちに28-280をリーソー用にしてBS-350を曲線挽き用にするつもりです。
 
 今日の正午前後に 空一面にウロコ雲が薄く広がって綺麗でした。
 
 例年より早く色付き始めた100匁柿とウロコ雲。(絹積雲)は秋の雲。



蓑虫(みのむし)

2008年09月11日 | 季節
 以前から庭のブルーベリーに棲みついている蓑虫。
 気がついたときには1cm位でしたが今は3cm位になっています。
 時々気をつけて見ていますが あっちこっちに移動しています。そのときは幹に固定した部分を切り離すのでしょう。
 美味しそうに小枝をまるかじりしています。
 実が生りはじめた小さい木なので全部食べられてしまうか心配ですので大きい木に引越しさせようか思案ちゅうです。
 気配を感じると袋の中に引っ込んでしまいますので首を出している姿はめったに見ることが出来ません。
 こんなに近付いても引っ込まないのはよほどお腹がすいていたのでししょうか。
 更に近付くとピコンとひっこんでしまいました。
  

研磨済み

2008年09月02日 | 木工旋盤
 砥ぎに出していたチップソーが戻ってきました。
土・日曜が挟まりましたのでその分の日にちがかかりました。
 260mm×2.4mmー100チップのチップソー丸鋸刃。
 切り口は上手な鉋削りより綺麗に鏡面のように切れます。
  
 木だけを切っている(時々アルミ材を切ることがありました)のであれば 随分と長切れしますが 長年の間に少しずつ切れ味が悪くなってきました。
 新品同様に切れるようになりましたので寄木作りに威力を発揮するはずです。