木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

玉削り研究会

2009年03月28日 | 木工旋盤
 昨日は 川越方面に用事があったついでに帰り道に「夢工房」の玉削り研究会?に寄ってきました。
 丁度金曜教室開催中で常連の会員さんの方々が楽しそうにターニングにはげんでおりました。
 私としては玉削りジグのセッテングには慣れているはずで自信があったのにかかわらず、なんと自分の所で初めてやった時にモタモタしたのと同じようにモタモタになってしまい あわててしまいました。
 流石のVICMARCの旋盤にも精度にばらつきがあることが原因と判りました。
 別の同型旋盤に替えて取り付けは出来ましたが今度は回転ポストがスムーズに抜き差しが出来ませんで高さ合わせに またもや もたもたしてしまいました。
 Vermec製品にもばらつきがあるようです。ポストのストッパーも固定ハンドルに当たってスムーズに回りません。取り付け位置設定にミスがあったようですが長さを削り取ればよいので不良品とはいえないのかもしれません。新しい製品なのでまだ完成度が低いのでしょう。

 セッテングに時間が掛かってしまいましたが球削り出し自体は佐野オーナーが上手に真球を削り出しました。
 佐野オーナーの希望で球削りの凸だけでなく削り出した球がぴたっと入る凹の中えぐりも試してみましたが これも上手く行きましたので オーナーがなにやら構想を練っている新しい作品作りに応用することが出来るみたいです。

赤樫の細割り

2009年03月20日 | 木工旋盤
 先日戴いたアカ樫の生丸太は翌日全部半割にしましたが その内の二本分を細割にしました。
昨日は気温が24度をこえる暑い日でした。薄着になって汗をかきながらの作業でした。
 二玉目の枝の間の丸太で欠陥があって小口割れも出始めていて生挽きやナチュラルエッジにはし難い部分です。
 放っておけばひび割れは必至なので十字割りにしました。
 アカ樫と言っても真っ白な白樫に比べればほんの少しだけ色が着いているといった程度で木工道具に使っている濃い色のアカ樫とは違います。
 以前に入手したアカ樫はひび割れ虫食いでほとんど駄目にしてしまいましたので、二の舞をしないように気をつけます。
 ひび割れしないで乾燥できれば 何にでも使えます。

 蕗味噌

2009年03月18日 | 季節
 2月下旬に一度目の蕗の薹の収穫をしてからしばらく出ませんでしたが ここのところの暖かさで 地中にあった蕗の薹が顔を出してきました。
 

一度目に比べると大分小ぶりな蕗の薹です。
 これだけあれば早春の味と薫りの蕗味噌が沢山出来ます。

 

生木の入手

2009年03月13日 | 木工旋盤
 平塚の岡崎からの富士山と大山(右端)

 昨日は平塚まで生木を戴きに行きました。
 ナチュラルエッジ用に径が8~10cmで長さ50cmほどの桜の枝を4~5本もあればと思いましたが いろいろの木が沢山あって「使わなければ薪にすれば」と桜の枝の他に樫や榊などをタイヤが潰れそうになるまで積んでいただきました。

 帰り道に須田師匠の工房近くを通るので「寄ろうかなー」と考えていましたら 向うから歩道を歩いてくる元気そうな師匠に偶然お会いしました。
 「丸太要りますか?」じろっと見て「使わないみたい」。
 「腰はどうですか?」「腰はどうでもないが 少し肩と首筋が痛い 少しやりすぎたかな エッヘッヘー」だそうで 心配はありません。

今年は不作

2009年03月07日 | 季節
 今年は庭先の分の「のらぼう菜」は葉軸だけの全滅状態になっております。
 若葉が出始めた2月初めから「のらぼう菜」をヒヨドリが大挙して押し寄せ食べつくしてしまいました。ヒヨドリも集団になることがあるんですねー。
 菜っ葉を食べないようにリンゴの皮やパン屑などをやったら鳥の数が増えて逆効果でした。(^_^;)
 「このままでは全滅になってしまうからネットを張った方がいいよ」と進言するも「いいのよ 食べさせておけば」 で 放ったらかしで食べられるだけではなく根っこごと引っこ抜かれてしまうのもあります。
 
 西側の道路を挟んだ農業家の農地の「のらぼう菜」は青々と茂っています。
    
「向こうは良く育っているなー」「プロだからしょうがないわよ」「それにしても何でこっちのばかり食べるのかなー。向こうの方がいっぱいあって美味しそうなのに」「鳥だって無農薬で化学肥料を使ってないのが安全で良いと思っているのよ。」「鳥がそんなこと判るはずはないよ。」
「鳥だって一口食べれば違いが判るのよ」「そうかな‥‥‥‥」
 ここのところ暖かくなって食べ物が増えたのか鳥達も菜っ葉はあまり食べなくなったようで ほそぼそながら生きながらえて新芽が少しずつ伸びてきています。

珍客

2009年03月05日 | 木工旋盤
 何時もは静かな山懐にある作業小屋。久しぶりの来訪者で賑やかでした。
 お二人のターニング仲間と野性動物1匹とお巡りさん4~5人。
 私の作業小屋は山懐にあるため 時々山から野生動物の来訪があります。
 お猿さんやイノシシ・2mぐらいの大きな蛇などで野生化した鶏や猫も来ます。

 昨日は狸が迷い込んできました。
 「ここでは狸を飼っているの?」と来訪者のYNさん。「?‥‥ なんで?」
 「そこに狸がいるよ」 見ると材木の影に雨を避けるように こぶりの狸が寒さと飢えで動けないようで近付いても震えているだけで逃げようともしません。たぶん病気なのでしょう。
 「どうする このままでは死んでしまうよ」「110番で聞いてみよう」
 しばらくしてパトカー2台でお巡りさんが4~5人駆けつけてダンボールまで用意してきました。「一応獣医に見せて市役所に処置を依頼する」と言って持っていってくれまして1件落着。

 最近大型作品を作っていますMIさんが制作途中の粗挽きをした径60cm級の捏鉢を持って来て見せてくださいました。すごい!弩迫力でした。

東京ミッド・タウン

2009年03月01日 | 木工旋盤
 昨日は六本木の東京ミッド・タウン内の21_21デザインサイトでの須田二郎さんのボールターニング公開制作と講演「うつわが語る、森林の姿」に行ってきました。
 企画ディレクター:三宅一生
 会場構成     :安藤忠雄 
 
 21_21デザインサイト野外の公開制作風景で塵一つ無いように完璧に手入れされたミッドタウン・ガーデンに削り屑が飛び散らないようにビニールハウス内に隔離された須田さんが25cm位の思ったより大きな生木ボール作製を見せていました。
デモンストレーションにはなったのでしょうが超人工的なミッドタウンにはウッドターニングは似つかわしくはないように思えました。
 ウッドターニングは自然の中でこそ楽しさがあるような気がします。特に生木挽きは。
 
 21_21デザイン・サイトを背にして見るミッドタウン・タワー。
 大変な混雑の屋内に比べて冷たい風が吹く屋外は人影がまばら。

 曇りの寒い日でしたが建物の中はダウンジャケットがじゃまになるような暖かさで 久しぶりの都会にキョロキョロしてしまいました。(^_^;)
 人混みは疲れます。ふーっ。