木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

家内安全無病息災 (9月22日のリサイクルに加筆しました)

2007年09月30日 | 季節
 梛(ナギ)の葉。
 民謡の南部牛追い唄で「今度来るときゃ 持って来てたもれ 奥の深山の梛の葉を」と唄われている梛の葉。子を付けると椰子(ヤシ)になってしまう。
 梛は凪に通じるということで海の安全のお守りになっていて 転じて家内安全無病息災のお守りにもなっている。
 あまり見ることがなく これが梛だとは知らなかった。
 葉脈に特徴があって一般の木の葉と違っていて葉脈が元から平行になっている。
 横に千切れ難いので離婚予防にも効果があるのだそうだ。

   
 葉の裏側
 槙科の常緑高木 樹皮は染料や皮のなめしに使われた と辞書にある。
 草木染めに使ったらどんな色になるのだろう。興味がある。
     

  

黒漆

2007年09月28日 | 木工旋盤
 外側を磨き直し下地処理して漆塗り準備中。

 ここのところ黒漆を試している。
 黒漆と言っても売っている黒漆でなくチューブ入りの摺り漆用生漆を使っての黒漆塗りなので仕上がりとしてはあまり上等の塗りとはいえないものだろうが顔料や地の粉を混ぜていないので丈夫だと思うけど保障は出来ない。
 
 3回ほど試したところ 思いがけず真っ黒に発色するのでもう少し極めてみようと思っている。
 4回目のテスト材料に選んだのは4年ほど前に醤油差しとして何個か作った内の一つで高さ93mmのミニポット。
 削っている内に節やシミ等の欠陥が多く出てきたり削り損ねたりしたものの一応はプレポリマーを2回塗ったところで放ったらかしにしてあった。
 

 
 八咫烏みたいに真っ黒になった。3回目までは拭き取ったが4回目と5回目は刷毛目を付けて塗り放した。ペーパー擦りは2回目の後にやっただけ。
いくつかの欠陥が隠れてしまって ねらい通り。
 写真では判らないけど 実物はよく見ると木目が薄っすら浮き出て いい感じと自己満足。
 他人はなかなか褒めては くれそうもないので自画自賛(笑)
  

マンジュシャゲ

2007年09月20日 | 季節
 今日は彼岸の入りだというのに 猛烈な暑さ。
 「暑さ寒さも彼岸まで」と言うことがすっかり狂ってしまっている。
 隣地の測量の立会いで午後はつぶれてしまった。
 自宅のフェンス際のマンジュシャゲ  ちゃんと咲きだしたのに気がついた。
 彼岸花の名の通りで感心感心。

 作業小屋脇のアケビが大分色着いてきた。割れ目線もはっきりしてきたので 野猿のお出ましも もうじきのようだ。
   

台風一過

2007年09月07日 | 木工旋盤
 心配された台風9号は今朝早く 平塚の友人宅に寄ってS師匠の所にも寄った後で我が家の上を通って行った。
 幸い私の所では被害は全くなかったのでホッとしている。

 普段はサラサラと申し訳程度に流れている作業小屋脇の清流も今日は水嵩を増して激流となって1日中ザーザーと音を立ててながれていた。

激流(笑)

 雨漏りに備えて念のために機械類に掛けていたシートを剥いで元通りにした。

 点検ついでに4月から6月にかけて粗挽きして乾燥していた 器粗挽き材を棚から下ろして 10月から11月にかけて何回かの露店イベントに向けての仕上げ挽きの準備をする。
 白樫・令法(リョウブ)・青肌・エゴ・ユリの木・櫟・桜・欅・桑・漆・樺・こぶし・柿 等々材種も多い。よく見るとカビのひどいのや ひび割れたのも結構ある。狂いの大きい桜のナチュラルエッジの粗挽き材は上手く挽けるか心配。
 今月は家庭サービスやらお付き合いやらの予定が多いので全部は出来そうもないけど  できるだけやってみよう。

藪枯し

2007年09月05日 | 季節
 藪枯し とか貧乏かずら等とあまり良いイメージのない名前の蔓草。

 どこでも見ることのできる 目立たない花だけど よく見るとなかなか可憐な花です。
 捻り独楽のような形の花は 気持ちの良い色をしている。
  

何でも作ろう!

2007年09月02日 | 木工旋盤
 今日、9月2日 お誘いを受けて新宿区のスチュアートさんの工房をウッドターナー仲間3人とで訪問。
 1階の駐車場の床にある4フィート角のハッチを開けて細い急な階段を降りるとそこは地下牢。 でなくて天国。
 天国って地下にもあるのですね。

 28㎡の地下工房は自作ダストシステムが完備していて整理整頓が行き届いていて快適空間になっています。
 ツールを自作するターナーは多いけどスチュアートさんのは 半端ではありません。
 先ず、自作バンドソーにびっくり!性能もかなりのもの。

 スチュアートさん「買うと14万円もするので作った」
 自作に少しは自信のある訪問者一同も「‥‥‥‥」

  
 自作「ジェミソンツールもどき」の中繰りシステムもすごい!これを使った作品もなかなかのものでした。
ツールを作るのは買うお金が惜しいのではなく、作ることにお金では かえることの出来ない無上の喜びと満足感があるのでしょう。 まー 好きなんですねーーー。
お金さえ出せば簡単にツールも手に入るけれど それでは面白さも半減してしまう。あーでもない こうでもないと苦労が楽しいのが趣味ですねー。

 
 刃物鍛造・焼き入れが地下室でも出来るように作ったガスバーナー炉・電気炉・カセットガスバーナー炉の説明をしていただいている皆さん。

 勝手にあっちこっちの引き出しを引き出し秘密を覗かせていただきました。