木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

無垢里

2010年07月31日 | イベント・行事

 お向かいの大きな桑の木が作る木陰の涼しげな須田さんのワークショップ。
お客様が小型旋盤でミニスプーンを作ります。

 きょうは 代官山の「暮らしの工房 ギャラリー無垢里」の展示会に行ってきました。
 須田師匠のターナー仲間(お弟子さん?)と友人の木工家・陶芸家の皆さん数人での合同展示会でした。
どうしても興味の中心が挽物になってしまいますが 私が作ることが多い花瓶や壷やBOXやオブジェなどのゴロゴロしたものは全くなくてサラダボールやお皿・カトラリーなどの実用品に限っているようでナチュラルエッジもなくて挽物としてのベーシックなものが中心のようでした。
 私の出店するクラフトフェアーでも こうゆう実用的で お洒落な物がよく売れます。
 やっぱり売ることを考えればこうなるのでしょうが AAWの会報の方向とは対極的に思えます。
 

サラダサーバー

2010年07月29日 | 木工旋盤
 
サラダサーバー クルミ L220×W73×T20 無塗装

 リクエストをいただいて途中まで作ってあった旧型サラダサーバーを仕上げました。
 ついでなので五組作り出しましたが途中で厭きてしまい二組だけ作り納品しましたが 残りはほったらかしにしていました。
 もともとは旋盤を使わずベルトサンダーの粗目痕が生々しいワイルドな仕上げのSD師匠がデザイン製作したサラダサーバーでした。 それを参考に柄の部分を旋盤で挽いて全体をツルツルに磨いて上品にアレンジ(笑)してみたのですが‥‥‥‥真似したのでは駄目のようです。(^_^;)

夕焼け小焼け

2010年07月27日 | 季節

 猛暑が続きますが毎日のように夕立があります。
 夕焼けなのですが夕日を遮っている入道雲が時々ピカピカと光っています。
 もう少し経つとこの入道雲が頭の上に来ます。

雲に太陽が隠れようとしている下の薄く見える山の手前辺りが童謡「夕焼け小焼け」の作詞者 中村紅雨の出身地の八王子市上恩方町です。

 

暑気払いバーベキューパーティー

2010年07月25日 | 木工旋盤



 
 ちょっと古くなってしまいましたが先日の水曜日にターナー仲間4人が我が作業小屋でささやかなバーベキューパーティーをしました。
 はんぱでない暑さのお昼時、汗だくで買い物係・調理係・焼き係を一手に引き受けていただいたMYさん。ありがとうございました。
 勿論話題はターニングについてですが ひと頃のように砥ぎやツールや作り方の話は少なくてイベント出展や展示会についての話に花が咲きました。S師匠は当然ですが他の3人も最近はイベント出展や展示会に熱が入るようになって来たようです。

ティーポットの試作 4

2010年07月24日 | 木工旋盤
 連日の猛暑が続いて 集中した作業が出来ません。


粗目のヤスリが能率的ですがヤスリ痕を消すサンディング作業に苦労します。時間を置いて見るとあっちこっちにヤスリ痕が見つかって なかなか切りがつきません。 


ティーポット(ティーバック専用)
 ケヤキ H-137mm W-150・80 無塗装

 ポイントはそそぎ終わった時に垂れないような注ぎ口にすることです。
 蓋を作って一応完成です。
 次回は中子(濾し網)付きを作ろうとしています。今年の夏はティーポット作りで終わりそう。

ティーポットの試作 猫の手も

2010年07月21日 | 木工旋盤

旋盤で両端を所定の径に削って掴み代を両方に作って蓋部分を切り離し チャックで掴んで中をえぐって仕上げたら底の部分も仕上げてしまいます。



手持ちの電動工具や手道具を総動員で勿論旋盤も猫の手(?)までも使います。
 最近は内側の削りは なんとかなるようになりましたが外側はなかなか手ごわいです。
 これは今回の2個目なのですが まだ試作を脱出できそうにもありませんので ここで作業を中断して3個目の材料を用意しておいてから再度2個目の作業を再開します。



 すっかり仲良くなった隣家の子猫が「手を貸そうか?」と応援に来てくれました。(笑)

パインズパーク

2010年07月19日 | イベント・行事
富士山は雲の中

昨日は富士吉田市上吉田のパインズパークでのクラフトフェアーにターナー仲間のMYさんが出展するというので友情視察に行ってきました。 梅雨明けの良い天気の下 よく手入れされた広々の芝生が気持ちよかったのですが富士山は雲に隠れて全く見ることが出来なくて残念。
 

 大木の木陰で快適なMYさんのブースはなかなかの繁盛振りでした。
 S師匠の指導ですっかり腕を上げたカトラリーの内の3種類を研究資料として購入させていただきました。


 パインズパークから程近い忍野八海に寄ってきましたが大変な賑わいでした。
 ライブカメラの 丁度反対方向です。池(海?)の向こう側のライブカメラがこっちを向いています。
 予定では あっちこっち あっちこっちに寄って来る積りでしたが行きも帰りも ひどい渋滞で あっちとこっちだけになってしまいましたが 渋滞を避けての帰り道の陣馬街道の和田峠で見れた富士山は絵の様に綺麗でした。
 


ティーポットの試作 2

2010年07月18日 | 木工旋盤

 輪郭を書いて不要部分を切り取ります。
 堅くて厚みがありバンドソーが使えない(刃が切れなくなっているだけです)のでチェンソーで切り取りです。このへんはチェンソーカービングみたいですが慣れれば簡単です。
 充分気をつけないと危ない!。



 大体切り取った所で輪郭を書き入れて更に不要部分を切り取ります。

梅雨明け?

2010年07月17日 | 季節

 昨日は朝から強い陽射しで真夏のようでした。 お昼ごろの高尾山の上空の入道雲。
 梅雨が明けたのかなーと思いましたが西日本では大雨で大変な被害が出ているようです。

 
 作業小屋の軒下の蟻地獄から出て羽化した薄羽カゲロウ。
 4cm位の大きさでフワフワと頼りなさそうに飛び出しました。

ティーポットの試作

2010年07月16日 | 木工旋盤

 AAWの会報に刺激を受けて久々(7年ぶり)にティーポッドを作ってみる気になりました。
 AAWの会報に載っているような芸術性の高い作品は作れるわけがありませんので個性的でない普通の形です。
 7年前の時はまともに削るガウジコントロール技術が無く やる気だけ作った物で いまになって見ますと表も内もとても酷い削り方です。
 
 図面通りに出来ることはありませんが一応目安図を作って作業開始です。



 木取れそうなブロックをひっぱり出してきました。根っ子に近い部分で堅そう!



 なるべく正四角立法体にチェンソーで整形します。
 バンドソーの調子が悪いのでチェンソーを使い なるべく正四角立方体に整形します。

カメムシ

2010年07月11日 | 季節

 アートマーケットの展示テーブルに飛んできたレインボーカメムシ(勝手に命名しました)。(笑)
 緑から赤までグラデーションが綺麗です。
 初めて見ました。
 図鑑で調べましたら どうやらセアカツノカメムシのようです。

手作りアートマーケット

2010年07月10日 | イベント・行事
 八王子市富士森公園浅間神社境内の手作りアートマーケット。
 心配された天気でしたが 朝から一日中良く晴れました。
 お客さんの出足も気温の高い割には良かったようです。
 大きな榎の木陰でしたが無風状態でかなり蒸し暑かったけど贅沢はいえません。
 夕立も無くてよかった!よかった!







 浅間神社の奥の院。手前の鳥居は2番目の写真の青い車の上に小さく写っている鳥居です。


七節

2010年07月08日 | 季節

 今日の午前中はよく晴れて空気が澄んでいて強い日差しが眩しかったです。
 よく降った雨で空気が現れたように綺麗に澄むことを雨濯(うたく)と言うのだそうです。たまたま聞いていたラジオで言っていました。
 ユリの蕾に10cm位の大きな「七節」がゆっくりゆっくり動いていました。
 こんな所では折角の小枝の擬態が役に立たずに目立ってしまいます。

JWA会報への投稿

2010年07月05日 | 木工旋盤
 JWA(日本ウッドターニング協会)の会報が届きました。私の投稿が掲載されておりますが 後の方の文章が少し変です。  
 写真を二枚とそれぞれのコメントを投稿いたしましたが 写真は一枚だけ掲載されてコメントは全文掲載されています。「2年以上前に戴いた一位の木‥‥‥‥」以下は二枚目の写真のコメントなのです。
 未発表のが良いだろうと選んで投稿しました。折角ですので 投稿した二枚の写真とコメント(カッコ内 追記)を以下に掲載いたしますのでご覧下さい。

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 球型BOX ミズキ芯材 Φ110mm H145㎜  蓋はバヨネットロック式 ワイヤーテクスチャー

球削りジグを使っての球型BOXです。材料は毛呂山町の小山さんの裏山で一月初旬に伐採しましたミズキの(上の方の幹の)細いところです。
 ジグの使い勝手やワイヤーブラシテクスチャーの試しなどをしてみたかったのですが途中からうっかり本気になってしまいました。
 生木なのでこれから多分 変形や割れが出てくるでしょう。
 私の旋盤では径が130㎜までの球を削ることが出来ますが150mmまで削れるようにジグを改造をしました。
 改造と言いますと大袈裟ですが高さを決めるリングを抜いただけです。(笑)
 折角150mmまで削れるようになったのですが 肝心の150mmが作れる材料が無いことに気がつきました。(^_^;)
 150ミリ以上の乾燥した塊の入手は簡単ではありませんが材料の当てはありますので これから作るつもりです。


 
 一輪挿し 一位芯材 Φ≒70mm H=130㎜

 2年以上前に戴いた一位の木です。戴いた時は生木で樹の幹の一番先の部分で綺麗に樹皮が剥いてありました。
 カビが生えないように気をつけて(乾燥を待って)いました。
 材料さえあれば簡単に出来ますが 材料の入手はふだんの心掛けのような気がします。