木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

夢工房新春月例会(再掲)

2007年01月28日 | 木工旋盤
「夢工房」の新春月例会のお知らせ
 長爪の件 追加
 
 お願い
長爪チャックがありましたら、当日持参して下さい。よろしくお願いします。
VL100と120本体はこちらで用意しますので長爪だけでよいです。(夢工房佐野)

 平成19年第一回目の月例会
  日時:平成19年2月7日
  場所:「夢工房」
  時間:9時30分より
  会費:1,000円
  講師:山下豊広氏(AM)岩下佛美男氏(PM)
  内容:AM-山下氏による寄木材の小物作り
      PM-岩下氏による ひょうたんからコマ作り
申し込み先:電話0488-22-6512(佐野)

 

  山下さんの寄木はとてもユニークで楽しくて 岩下さんの驚愕の極微細ターニングとともに必見の価値があります。
 両方とも簡単に真似のできるテクニックでは有りませんが いつかはやってみたい 憧れのテクニックです。

春遠からじ

2007年01月25日 | 季節
 
 新春とはいえ 寒さはこれからが本番。
 足裏に違和感を感じ枯葉を どかして見たら 蕗のトウが膨らんでいた。
 少し早いと思ったけど通路部分なので どうせ踏みつけられてしまうだろうから その前にと摘み取った。
 蕗の薹は秋に親葉が枯れると根元に準備されていて春になると膨らんでくるくるのだが‥‥‥
 小屋裏の藪椿も例年なら3月末にならないと咲かないのに寒中に咲き出した。
 今年はやけに早い。暖冬のせいかもしれない。

 後ピンはご愛嬌

ストック材

2007年01月21日 | 木工旋盤
 最近知り合った近くの木工家が作業小屋にやってきた。
 木工旋盤を大分前に購入したのだが椅子の脚を何本か挽いただけで あまり使っていないそうだ。 木工旋盤の作業を見せてくれないかと言うことだった。
 「何でも良いから作って見せてくれ」というので 湯飲み茶碗を引くのを見てもらった。
 「面白そうなのでやってみたい。私も木材の在庫があるが広葉樹で厚みが5cmを超えるのは持っていない。材木屋で買うとけっこう高い。そこに積んであるやつを2~3本もらる?」 と 乾きかけた径15cmぐらいのケヤキのピースを指差しながら こんなものは当然ただでもらえるだろうという調子で軽く言った。
 「私が使うためにストックしてあるので 差し上げることも売ることもできません」と即座に お断りしたが、とても不満そうだった。

埃を被ってカビが生え 腐りかけているように見えている端塊は誰が見てもストーブ用の薪か ごみにしか見えないのかもしれない。
もともとは ただで貰ってきたといえ、手間暇をかけて運んで、ストックしやすいように長さや太さを粗木取りして、ストックスペースを確保し、端割れ防止のボンドを塗って、時々見まわって端塗り直ししたり積み直ししたり結構大変なのだ。
 それでも割れや虫食いで薪になってしまうのも多くてがっかりすることも しょっちゅうで、なんとか無事に1年~3年過ぎて ここまで乾燥できたものは私にとって貴重な宝物なのだ。簡単に差し上げるわけにはいかない。 
 何処でも、何時でもお金さえ出せば手に入る木とは違って、気がこもった木なのだ。
 作品を作っても普通は使った材木が何処でどんな風に生えていたか わからないものだが、ここにストックしてある ほとんどの木は素性がわかる。
 素性が判ったところで それがどうしたというものでもないが‥‥。無駄にすると木に申し訳ない気持ちになる。
 
 森林育成ボランテアをしている方が「ウッドナターの多くは木を使うことばかり考えていて木を育てることを少しも考えていない」と ぼやいていましたが耳が痛いことです。

下水道工事

2007年01月18日 | 生活
 山懐の わがキャバノンにも下水道が設置されることになった。
 今までは2層式浄化槽で浄化して脇を流れる清流に排水していた。
 上流にも家が何軒かあり 最近 蛍の数がすっかり減ってしまったが この下水道設置で復活を期待したい。
 下水道整備は上流を先にやった方が川が綺麗になると思うけど どうなんだろう。

茶器

2007年01月09日 | 木工旋盤
 ウッドターニングを始めてからしばらくすると蓋付きの小物入れBOXと呼ばれる物が作りたくなる。ボックスというと四角い箱を思い浮かべるがターニングの世界では断面が丸い茶筒や棗(ナツメ)のような形の物もボックスと呼ばれる。
 伝統工芸師のナツメを参考に(というより完全コピー)した 棗もどき を作ったら茶道に詳しい方から「流儀になっていない。こうゆうのは茶道を知らない人が作る。」と言われてしまった。
 確かに私は教養もないし茶道を知らないのでグーの音もでない。
 林二郎さんという高名な木工作家が「茶道を知らない人とは話をする価値もない」との言葉を思い出す。もともと棲む階層が違うのかもしれない。
 いまさら茶道に入門する気はないけど茶器については少しは知っておいた方がよいのかなと考え「棗 替茶器」なる本を購入し図書館にも行った。 
 千利休以前は形や塗りにもいろいろあって それぞれの感性で楽しんでいたようだ。茶器の作者がだれか よりも誰が箱書し好んで使っていたかが重要みたいだ。
 江戸時代になって町民の中に茶道を楽しむことが広まり家元制度・免許制度が確立して流儀毎の差別化が進んでいく中で伝統として変えてはならない型式がこと細かくきめられていったのだろう。 木工よりも漆芸のジャンルになる。
 最近では椅子席での茶会も少なくないと聞いていて 変えてはならない伝統といえども少しずつは替っていくのかも知れない。
 こういうものに素人は手を出さない方が無難みたいなので自分で使う茶筒ぐらいにしておくことにする。

3年物

2007年01月04日 | 木工旋盤
 
去年の暮れに解体・粗木取りしようとして引っ張り出してきた3年物の桜と1年半物の櫟材。
 
 お屠蘇の2日酔いがさめるのを待っての初作業。

 桜材はストック方法が悪くてひびだらけ。
 今は反省していてこんな風にならないようにしている。 
 表皮が虫穴だらけなので内部まで入っているかもしれない。
 縦に細切れにしてスプーンなどの細材用にするか、両端の四分の一づつの半分は切り捨てて塊として使うか思案のしどころ。
 木取り方を間違えると全部薪になってしまうが実際に切って見なければ解からない。
 切ってみたら‥‥ まぁ予想どうりだったかな?少しは使えそう。

 半割にした1年半物の櫟は小口割れは少なそうだが伐採時期が悪いし表皮は剥がれたがっているので虫食いは進んでいそう。
 
 切ってみたら虫食いは表皮だけだったが、これ以上置いておくと内部に侵入してしまうようだ。
 内部は濡れていて生木状態で、このままでは ひび割れが生じてしまうので すぐに どうにかしなければならない。
 
 
 
 虫君には気の毒なことになってしまったが、最近友達になりかけている小鳥さん達はとても喜ぶ。