バキュームチャックセットをした旋盤のインバーターが狂ってしまいました。
誰かが勝手に設定ボタンを触ってしまったらしい。(たぶん私)
説明書を見てもチンプンカンプンなので設定していただいたYさんが頼りなのだが、いろいろあって忙しいらしい。全く使えないわけでもありませんので騙し騙し使っています。
バキュームチャックシステムを常時使っている旋盤の方に移し替えればよいのだが少し面倒なので、セッティングし直していただけるまでがまんすることにしました。
ナチュラルエッジボール挽きではバキュウームチャックがあると高台部分の仕上げにとても便利なのですが
YOU YUBE2 YOU TUBEを見ていましたらバキュームを使わないでナチュラルエッジボールを作っているのがありましたので早速真似をして見ました。
最初に外側を高台部分を残して仕上げて高台部分に掴み代を作って掴み直し、内側を削るのですが、この時に内側にも掴み代を作っておきます(上の画像)。この内側の掴み代を掴んで(下の画像)高台部分をダブテイル型の掴み代に使えるように仕上げておきます。
この仕上げた高台掴み代を使って内側の掴み代を削り取って内側を仕上げます。
仕上がった高台部分に傷をつけないように掴むことが出来るかどうかが成否の分かれ目です。都合3回掴み代を作ることになります。底裏に高台を作らない場合はこの方法は使えません。
手持ちのいずれかのDVDの中で掴める最小の大きさで掴み代を作ると疵が付きにくく しっかり掴めると教えているのがありました。確かに爪疵が少ないようです。爪の一部分でなく全体で掴むからでしょう。
文章が下手なので解かり難いですが、やってみれば簡単です。(綺麗に削るのはむずかしい!)
考えてみればまだバキュウムチャックを使っていない頃にこの方法を やっていたことがあったのをすっかり忘れていました。
ケヤキや栗などの環孔材でバキューム効果が弱い材料の場合に使えると思います。
生木の場合は モタモタしていると 乾燥して変形が進んでしまい うまく削れなくなってしまうので 霧吹きを使うなどして 乾燥しないようにしなければなりません。(乾燥だけが変形の原因ではないようなのですが)