木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

オイルフィニッシュ

2006年06月30日 | 木工旋盤
 猫脚スツールをオイルフィニッシュ。 
 脚のブナ材があまり良くないのでワトコオイルのダークオークを塗ろうとしたが せっかくの十字クサビが目立たなくなりそうなのでナチュラルに替えることにして、替えついでにワトコからリボスのメルドスハードオイルに替えた。
 今まで種々のオイルを試してみたがこのオイルは気に入っている。
 よく染み込むようでシットリ感もあるのに耐水性もあり表面が強いように感じる。値段が少し高いのが難であるが メーカーは安全だと言ってるが‥‥‥。

夢工房

2006年06月29日 | 木工旋盤
「黒田辰秋によれば スツールのホゾ穴は垂直でなければならない。ホゾ穴を斜めに開けて足の先を広げると座る度に仕口に余計な応力がかかり長持ちしない」との佐野会長のお話から28日の夢工房「月例会」が始まった。

 たかがスツール されどスツール
 会長の「ウッドタナーなんだから ゆるゆるホゾにしないで ぴったっとしたホゾをつくれ」の お言葉にプレッシャーを感じてのターニング。
仮組み立てをしてクサビの切込み位置を確認したのにもかかわらず 勘違いしたと思い間違えてしまった。しかたなく十文字クサビにしてごまかす。(-_-;)

FEWSに月例会の模様の画像を投稿しました。

練習課題

2006年06月20日 | 木工旋盤
 須田師匠から木目の粗い赤松30㎜×Φ240mmの粗挽き乾燥材を2枚渡された。何年か前に解体家屋の庭で伐採されたのを立て使いで挽いたことがあったが逆目とササクレで荒目のサンドペーパーにお世話のなっても なかなかうまく行かなかったのが思い出される。
 最近、師匠にボールの内側の仕上げ削りを何回か指導していただいたので テスト課題なんだろうか? そういえば渡される時「ただの松ですね」と聞いたら「そう 練習になる」と言っていた。よく乾いていて軽くてガサガサ。

径235mm 高さ25㎜ 未塗装  
柔らかいので すぐに疵が付いてしまうので取り扱いに注意が必要。
 生木の粗挽きの時に内側仕上げ削りを何回も練習したので少し自信がもてるようになって来たと思ったが、やっぱりそう簡単には上達してなかった。(-_-;)
 夏目と冬目に硬さに差のある目の粗い赤松は手ごわい相手だ。
 「have fun」の境地にはまだ程遠いが「rub the bevel」の意味が少し解るような気がしてきた。

タワージョー

2006年06月18日 | 木工旋盤
シャーク爪を使ってスプーンのすくい部分を削るのを見せていただいたことがあり、欲しいと思っていたがストロングチャック用がないので仕方なくスーパーノバチャックにロングノーズを付けてやってみた。道具や技が問題でスプーン作りはうまく出来なかったが チャック側のターニングになるべく邪魔にならないよう距離を取りたい時便利だった。
 径が200mm.を超える生木削りの場合は重量もあり強度的に不安を感じてスーパーノバチャックのロングノーズの使用は避けていた。
 ストロングチャックにも発売されたということなので早速購入し使ってみた。
 かろうじて「生木ボール削りプロジェクト」の最後の1個に間に合った。
 長サはシャーク爪やロングノーズジョーより20mmほど短いが もう10mmほど長くても良いのでないか。
 さすがワンウェー製品、確かに良く出来ていて、ガッチリとくわえられ安心して使える。
 標準付属爪もそうだけど内側のギザギザが咥えられる範囲内ならどの径でもしっかり掴めるように工夫してあるのに加えダブテイル型でも咥えられるようになっている。
 鈴木さんも指摘しているように長くなるとその分振れやすくなるが、咥える径を大きくすると振れを少なくできそう。
 85mm.を越えると掴めるチャックを持っていなかったので その点でも役に立ちそう。
 まだ一回しか使ってないのであまり確かなことは解らないけど鈴木さんが使用感のUPを予告されたので お応えしてとりあえずのご報告です。

 さーて サッカーどうなるかなー

木食い虫

2006年06月17日 | 木工旋盤
1年ほど前に貰った玉切りを半割にして乾燥していた桜。
生木丸太のボール粗挽きのついでに これも粗挽きすることに。
奇跡的に小口割れも小さく外見上は完璧で随分軽くなってきたのでボール用に粗木取りしようとチェンソーを入れたらサクサクの感触で埃が舞い上がった。
 端切りして見たら何と辺材部分がすっかり虫食い状態で白い幼虫がぽろぽろ出てきた。割れや虫食いには慣れてはいるが ちょっとがっかり。
 幸い辺材部分が少ないので芯材部分でなんとか小さめボールが出来そうだ。 粗挽きして見たがかなり乾燥が進んでいて良い感じ。やっぱり木は乾燥させてから使うのが正解なのだろうか。 しばらく置いといて少しずつ何回かに分けて挽いて仕上げよう。


 左 径205mm 右 径185mm 粗挽き2回目
 乾燥しているように見えるけど1日で縦横の差が1.5mmほど出てきた。
 いくら乾いていても削ると その度に変形するようだ。

ボール用粗木取り

2006年06月09日 | 木工旋盤
折角の生丸太にひびを入れてはもったいないのでボール用に粗木取りをする。
左からケヤキ26cm、ケヤキ28cm、桜35cm。
チェンソー作業だけでもかなりの削り屑が出たので これを削ったら半端でない量の削り屑が出るだろうと思うと気が重い。コアリングツールが欲しいけど3馬力は必要だし めったにこんなの作らないので あきらめよう。

とりあえずケヤキの粗挽きをした。
「1cm以下の厚みにすれば生挽きでも割れることはない。外側のサンデングは内側を仕上てからで もたもたしているとどんどん変形してきてしまう」とは須田師匠の言葉。実演を見せていただいたが、キャリパーなどは使わずに指先の感覚だけで均等の厚みに仕上げてしまう。チャックから外した時は オイルフィニッシュも終って仕上がり寸前。バキュウムチャックに変えてアッと言う間の仕上がり。変形する前に終えてしまわなければならないのだ。一つ一つの作業はとても丁寧でゆっくり見えるが流れるような動作で 早い早い!
 師匠のように あんなに早く削ることは出来ないから変形に作業が追いつかないのは目に見えている。で、時間を掛けて何回にも分けて少しずつ削っていくことにする。
 折りしも梅雨入りで湿度が高くて急激な乾燥にならないので良いのかもしれない。うまくいくかどうかの答えは いずれこれから先に出る。

生丸太

2006年06月06日 | 木工旋盤
 いただいたズブ生丸太をチェンソーとバンドソーで挽き割る。
 径35cm辺材(白太)部分の多い桜の玉伐り。元側は40cmを越えていたが私の旋盤にはせいぜい35cmまでしか取り付け出来ないので、先の方を切ってもらったもの。
 芯が極端に偏っているので半割にしてもボール2個は無理なので片方は芯部分ともう一ヵ所挽き割って3分割にした。
 今日はとりあえずここまでにして切り口にボンドを塗って乾燥割れ防止。
 残りの玉伐りも梅雨を越すとカビや割れが生じて秋になれば虫食いだらけになってしまうだろうから早めになんとかしたい。
午前中は友人と二人で須田師匠の同じ桜材のボール作りを見学させていただいたので、きっとうまく出来る(かな?)。

小穴の中繰り

2006年06月02日 | 木工旋盤
ここのところ時間があれば ミニ・モンローホロワーを使った中繰り作業に精をだしている。
兄貴分のモンローホロワーがΦ8mmのリング゛刃でミニはΦ6㎜のリング刃。8mmの方は 口の大きさが30㎜必要なのにミニの方は状況にもよるが20㎜ほどでよい。
 口が小さいので内の削りカスを出すのに骨が折れる。紐のようになった削りカスが 絡まって掃除機で吸っても出てこない。調子よく削れるが削り屑のかき出しがネック。
 耳掻きを大きくしたような屑出しツールが必要。

 節やアテのある材料や芯持ち材を横木で使いたい場合にはスクレーパーチップ型の中繰り刃物よりはスムーズに削れると思う。
 兄貴分のモンローホロワーの方もそうだが ワークから刃物を離したとき 目詰まりした様に見えるが これは心配ない。そのまま刃を当てると削り続けることが出来る。モンローさん自身が「このように設計してある」と言っていた。
これを知らないと いちいち刃を緩めて詰まったカスを取り除くという面倒で無駄な作業をしてしまうことになり「これは目詰まりばかりして良くないツールだ」と判断してしまうことになる。
刃が切れなくなると削れなくなってしまうので切れるように研ぎなおさなければならないのは しかたがないことだ。

まだ熟練していないので口のすぐ内側はこのミニでも上手く削れない。で ハムレットのミニホローイングツールHCT133~135で削るようにしている。このツールは 「とても使い難いのでいらない」と新品同様の物を格安で譲っていただいた3本組み でとても役に立っている。

伐りたて丸太

2006年06月01日 | 木工旋盤
須田二郎師匠から「新鮮丸太が入ったので取りにきて!」と連絡をくださった。
去年からの腰痛がやっとおさまりかけているので 丸太をいじるのは避けたいのだが こんなチャンスはあまりないのでこの際は少しいただく。
 Φ30~40cmで長さ4mぐらいのケヤキと桜の丸太が10本ほど積んであった。「これで作ったけど こんなに綺麗に出来たよ」と作りたての作品を見せていただく。しみ・かびが全く入っていない。
 「好きなだけ持って行け」と言われたがケヤキ3個と桜2個を玉切りにしていただく。時期としては あまり良くないので早めに使ってしまうか細かく挽き割ってしまうのがよいのだろう。
 生木好きのジョン・ジョウダンなら「 これは良い!」と言うかもしれない。

 新鮮丸太が欲しい人は連絡して行けば もらえます。早い者勝!
  070 6650 2587 須田二郎さん