木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

2010年09月29日 | 季節

山の方では大分前から飛んでいた赤トンボがようやく里に下りてきました。



 早々と6月下旬に一輪咲いただけのコスモス。夏の暑さに一時は枯れかけましたが、何とか持ちこたえて ここのところの涼しさで3ヶ月ぶりに咲き出しました。
 

趣味悠々

2010年09月28日 | 写真

 昨日久しぶりに杉並の実家に行ってきました。
テーブルの上に近くの和田堀公園で写した野鳥の写真アルバムが広げてあり カワセミや鷺が綺麗に撮れています。
和田堀公園の池に来る野鳥を撮るグループに入っているんだそうです。

 私が「こんな難しそうなカメラをよく使えるなー」と聞くと「皆さんが親切に教えてくれるから大丈夫 ちゃんと撮れるよ」と答える1913年(大正2年)生まれの父親。97歳。
 「軽くてよく撮れる」とお気に入りの500mmズームレンズを操作してみせてくれた。

 勿論、パソコンでのプリントアウトは自分でやっています。
 午前中は天気がよければ毎日ゲートボールで結構な腕前です。 

丸棒削り

2010年09月27日 | 木工旋盤


 短コロを解体した胡桃材の細割で丸棒削りです。太さは出来成りです。
 こうしてあらかじめ丸棒にしておきますと挽ける有効径がはっきり分かります。角材から挽くときに節や虫穴などの欠陥が途中で出てきて がっかりする気分をいくらかでも少なく出来ます。





万寿沙華

2010年09月25日 | 季節

 例年より1週間ほど遅く開花した彼岸花(万寿沙華・曼珠紗華)
 今朝は台風の影響なのでしょうか風が強く雨も混じって気温が17℃ 自転車で通学する高校生が「寒いよ~!」と挨拶してくれました。




名月

2010年09月23日 | 季節

 夕方から雨の予報でしたが ちょっとだけガスがかかっていた中秋の名月を見ることが出来ました。
 コンデジで写してみました。最大の4倍ズームにしましたがもともと広角気味なので大きくはなりません。三脚を出すのは面倒なのでベランダの手すりに乗せて手持ちで 少しぶれてしまいました。
 やってみますとピント合わせや露出合わせに苦労します。コンデジの限界なのでしょう。

短コロの解体

2010年09月22日 | 木工旋盤

 気温も大分下がって屋外の作業も出来るようになってきましたので 昨日は 久しぶりに短コロの覆いを取って解体をしました。
作業開始したとたんに薄曇だった空が晴れて気温がどんどん上がり汗が噴出してきましたので午前中で中止してしまい 予定の半分も出来ませんでした。
 3年ほど前に切り分けた欅・桜・胡桃の丸太でしたが 根っこの方や節の多いところは みなさんが要らないと積み残したものを薪にはなるといただいてきたものです。
 生木のまま解体すると厚めのブロックは急激に乾燥するためか ひび割れが入る確率が高いですが3年ぐらい経っていて小口割れの少ない木は解体後にひび割れが生じることは少ないようです。


 
 解体した後も 太目のものは1年以上置かないと使えません。
 これを見た友人の木工家は「売れるようになるまでには 随分時間がかかることをやっているな~」と 呆れていました。

バキュームガウジ

2010年09月19日 | 木工旋盤
 時々突飛なアイデアが ひらめいて試して見たくなりますが成功率は低くて ほとんどは駄目なのですが・・・・・・。
 10㎜のスピンドルガウジと30㎜のステンレスパイプをくっ付けて吸塵ガウジです(笑)
 ステンレスパイプに穴を開けてガウジの柄にビスで留めるようにしましたが とりあえずはガムテープ留めです。これなら駄目ならすぐ戻せます。

  径が15㎜以下のひねり独楽やドングリ独楽を挽いていますと轟音を響かせている馬力の大きい集塵機でなくて小さい集塵機で良いのではないかと思っています。
 集塵ガウジとしてはスピンドルワークでの粗挽きにはプロバックを重宝に使っていますが、同じようなのが出来ないかと以前からの思いを試してみました。
集塵パイプの先は発生源に近いほど効率良く補足出来るはずです。 
 
 パイプの中にガウジを入れてしまうのが良いとは考えましたがパイプの中に何かが出っ張っていると切り屑が引っかかって すぐ詰まってしまうことが分かっていますので今回はこんな形で使えそうかどうかを試して見ました。

 意外と思っていたよりは使えるようで吸い込みもまーまーです。
 パイプからの出が少ないほうが吸い込みは良いのですが刃先が見にくくなってしまいますし ジグを使ったグラインダー砥ぎでは一旦 外さないと出来なくなりますがフリーハンドで砥げれば問題はありません。
 うまくパイプの中にガウジを収めて 出を調節が出来るように改良をしようと思っています。25㎜のパイプでも試してみるつもりです。
 塵埃が気にならないで集塵機もあまり使わない方は別として塵埃が嫌いな方は試してみてはいかがでしょうか?

どんぐり独楽

2010年09月15日 | 木工旋盤
 今朝の気温は24度。寒い!!(笑)


 先日のイベントで完売になったほかに大量の ご注文を受けてしまったドングリ独楽作りをしました。
 材料は携帯楊枝入れやボールペン用に細割して乾燥した中の曲がったり捩れたり節が有ったりでも 薪にするには惜しいと未練がましく取って置いた長さ300㎜ほどの20㎜角の梅の木。


 長さは掴み代を含めて1個分なら55mm 2個分なら90㎜ 3個分なら130㎜有ればよいので欠陥部分を切り捨てて短く切れば結構使えます。


 径12~18㎜ 長さ30~35㎜ 梅 ドングリ独楽
 途中で飽きてしまうのを懸命に我慢しながら とりあえず50個ほど作りました。

むかごの収穫

2010年09月13日 | 季節
 昨日の日曜日は気温は少し低めですが湿度が高いせいかとても暑く感じました。
 午前中にフェンス際の椿の木に絡んでいる山芋のムカゴを採ることにしました。

 3~15㎜位のムカゴの収穫です。


 指が触れるとパラパラとすぐに落ちるので下に受けを置いています。
 蚊に刺されないように蚊取り線香も用意。


出店準備

2010年09月09日 | 木工旋盤

 高尾山が正面に見える塗装ブース。
 今朝の気温は24.5度 涼しい!こんなチャンスを逃す手はないと早朝から塗装ブースに入り2回目の塗り砥ぎを済ませていたミニ盆の仕上げ塗りをしました。何とか土曜日のイベントに間に合いそうです。


左 ナラ ミニお盆 Φ215㎜  右 マホガニー トーストトレー Φ195㎜
カメラポジションで右が大きく見えますが実際は小さいです。
 ミニ盆は底も底裏も平らですがトーストトレーは底の中心が低くなっていて底裏には1.5㎜ほどの高さの幅広のコウダイがあります。

 私は各種の植物性オイルフィニッシュをはじめ漆やウレタン系など種々の塗り方をしていますがいまだにどれが一番とは決めかねています。
 木工をする皆さんはそれぞれのこだわりがあって 安全とか塗り易いとか耐久性とか その他のいろいろの理由があって塗り方を決めていると思います。
 オールマイティーの方法なんてあるはずがなくて どれにも良い点と悪い点があると思われます。
 展示販売をしていますと湯飲みやカップを手にとって「落としても割れませんか?」とよく聞かれます。「金属製には負けますがガラスや陶磁器よりは強いです」と答えて木のよい所を理解していただくようにしています。
 もともと食器としては衛生面や耐久性・扱い易さなどで金属やガラスや陶磁器に比べて木製品は不利なのですが木の優しさ温かさ当りの軟らかさなどの特徴では文句なく木の方が優れています。
 木工旋盤で得意なのは食器類のテーブルウエアーですから木の良さを少しでも広めて行きたいといつも願っています。

豊作

2010年09月07日 | 木工旋盤

 付近の水田がだんだん少なくなってきます。
 住宅公団の買収からのがれて わずかに残った田んぼに収穫の時期が近づいてきています。
 「暑い日が続いて心配だったが 大事なところで水がたっぷりあったので 台風被害もなくて豊作になりそうだ」と皺だらけの日焼けした顔でニコニコと田んぼ主が話していました。

ネガティブレイクスクレーパー その2

2010年09月05日 | 旋盤ツール

 第一ベベルを垂直に対して45度に研ぎ直しました。
 硬くもなく軟らかでもない 黒柿に成り損ねた?ミニボールに粗挽きして乾燥させていた柿の木で試し挽きをしました。
 ガウジの代わりになることはありませんが とても具合よく使えます。
斜めにかまえることがなく水平に滑らせればよいのでコントロールが非常に楽です。
 ガウジで削った後に出来た凸凹の峰の部分だけを薄く漉き取るように削るとよいようです。深く食い込む(キャッチ)恐れがないので安心して削れますが 厚めに挽いてしまうと 小口部分ではやっぱり かじったような削り面になってしまいますので注意しなければなりません。
 遊んでいるスクレーパーがあったら一度試してみることをお勧めいたします。
下の動画では少し厚めに挽いてますね。
DSCN0616



ネガティブレイクスクレーパー

2010年09月04日 | 旋盤ツール
 
 ターニングを始めたころから最近まで さんざんお世話になりましたスクレーパー達。
 しばらく使っていないものがほとんどで埃だらけで錆だらけです。これから磨きます。
 左端のはロバートソービーの替刃式のツールですが これだけは花瓶や壷の中の仕上げに今でも使っています。

若葉工房のホームページに掲載されましたネガティブレイクスクレーパーを試そうとして 仕舞い込んでほったらかしにしてある手持ちのスクレーパーを引っ張り出して並べてみました。
 厚くて幅の広いのは研ぐのも元に戻すのも大変なので 1/2" 幅の狭いもので試すことにしました。結果がよければ幅広でもやって見れば良いわけです。
 
 テックさんの掲載記事を見て試してみようと思っては見たものの半信半疑でした。
 垂直に対して第一ベベルが25度で第二ベベルが20度としても切り刃の角度は135度です。
 キャッチを受けないのは確かでしょうが例え バリを付けたとしてもこれで削れるとはとても考えられませんが なにか奇跡が起きるのではと期待をしました。
 角度を測りながら第一ベベルを25度に 第二ベベルを20度に正確に砥ぎつけました。
 わずかですが指先にバリを感じることができます。第二ベベルに上向きのバリを付けるには通常の回転のグラインダーでは刃先を下向きにして研がなければならず工夫が要りますし引き込まれないかと危険を感じます。(やってはならない使い方です)

 粗木挽き乾燥をしてありましたミニボ-ルで試し使いをしました。
 結果は予想していた通りで一人で笑ってしまいました。奇跡なんか起きませんでした。
 確かに掲載図と同じように研げればよいのでしょうが これは単に極端に誇張したのだと勝手に思ってしまったのが悪かったようです。
 この夏 一番暑く感じた今日の気温のせいで 大分ぼけしてしまいました。

ターニング博士のテックさんは最初からこれでは駄目だと判ったので40度でやったのでしょう。
 第一ベベルを40~60度にしてもう一度試してみます。

本当に今日は暑かったです。 

欠陥品

2010年09月01日 | 木工旋盤
今朝の気温は26度で寒かった。(笑) 
 朝でも30度近い気温に慣れてしまったのかもしれません。

 先日のクラフトフェアーでの展示品の中の注文を受けて納品したけど欠陥品として返品されたというカトラリーをいくつか見せていただきました。芯や節やシミが出ているミニスプーンです。これを見て「私はこんなのが自然で好きだけれどなー」とおしゃっている方もいました。
 ひび割れはどう修理しても駄目ですが節や芯やシミは プラスチックではない木の証明になって良いのではないかと私も思っているのですが実際には売れ残ってしまうのが多いです。


 エゴの木で作ったティーカップ。残念ですが三個とも欠陥品です。
 左のは縁に虫食いが出てきてしまって削り取ろうとしましたが厚みに沿って奥に入っていますので途中で諦めて木粉で埋めました。表の底近くに小節も出てしまいました。
 中央のは全体に薄茶のシミが入っている他に表に濃いしみがあります。
 右のは表まで抜けてはいませんが底に節が出てきてしまいました。
 白っぽい木ですので目立ってしまいます。
 こんなのが好き!という方が現れるとうれしいのですが。(^^;)