木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

糸引き独楽用スティック

2014年07月02日 | 木工旋盤

  糸引き独楽スティックの量産です。ぼちぼち出てゆきます糸引き独楽。気がつくと残りが少なくなっています。60本ほど木取りました。あまり面白い作業ではありませんね。

 携帯で投稿しましたら画像がモノトーン風になってしまいましたので投稿し直ししました。画質が悪いのは仕方がないです。

 


ナチュラルエッジ挽き

2010年12月08日 | 木工旋盤

 山口さんが北海道から取り寄せた桜のお裾分けをしていただきました。
 長さが48cm 径が9cm
 シミが少し入りかけていますので早めに使わなければなりません。
 取りあえず3個に切り分けです。その内2個を更に半分にして5個を挽きました。
 生木なのでシュルシュル気持ちよく挽けます。
調子に乗って1個失敗(^_^;)

 
 これから脚の加工をして脚付きミニボールにします。
 最終の仕上げは来年になってしまうでしょう。

ボールペンブランク

2010年11月26日 | 木工旋盤

 黒檀ばかりでは つまらないのでその他の木でもペンブランクを作りました。
 金具なしの場合でも使えるような充分の長さがありますが アクセントに別の木を入れるかどうか思案しています。 
 先日、新木場の近くに行った時に ついでに「もくもく」に寄って仕入れた銘木端材です。メジャーを片手に無駄の少なそうなものを選びました。
 インドローズウッドは47×30×232で1100円 立米単価@336万円
 ブランクが9本分 取れましたので一本当り 123円 
 パドークは30×35×250が420円 立米単価@160万円
  6本取りで一本当り 70円 
 チュ-リップウッドは15×30×314で730円 立米単価@515万円
 4本取りで一本当り 183円
 その他 シルクオーク・ホンシタン・ココボロ・ブラッドウッドなどです。
 立米(㎥)単価にすると超高価材木ですがペンブランク用の場合は材積が少ないので単価を気にしないでも平気なのが良いです。
長年の間に銘木と言われる材料を戴いたり購入したりで結構な量が貯まっています。端材のようなものは気楽に細切れにしてしまいますが 大きな塊状の材料(ウッドターナ視点で)は あまり細かに引き裂くには抵抗を感じてしまいます。
 もっと上手になってから使おうと思っているうちに月日だけがどんどん経ってしまいます。
 

独楽テクスチャー

2010年11月21日 | 木工旋盤

 径30~40mmの捻り独楽
 
 伐採してから10ヶ月あまり経ったミズキを初めて使って捻り独楽を作りました。
 真っ白な木なので予想通り色が鮮やかに感じられます。
彩色のセンスを磨かねばと思うのですが 諦め気分です。

どんな模様になるのかは どうしても出たとこ勝負になってしまいますが模様は大体 予想できるようになってきました。ツールをぶれないように保持出来れば良いようです。
 チャタリング模様との併用も出来そうですのでパターンが広がって面白くなってきました。
 

独楽用の丸棒削り

2010年11月18日 | 木工旋盤

 独楽用の丸棒の適当な太さのものが無くなってきましたので まとめて24~25本の丸棒挽きをしました。
 今年の初めに毛呂山の小山さんの裏山で伐採していただいて乾燥を待っていたミズキの内の比較的細い30~50mm角材です。
 曲がりの大きい物は半分の長さに切って挽きます。
 
 
 細いのは表皮近く ぎりぎりの辺材の木取りなので いくぶん柔らか目ですが真っ白でシミも入っておらず 綺麗な発色が期待できます。
 これだけあれば当分は間に合います。

ボールペン作り

2010年11月16日 | 木工旋盤

 混み合っていましたイベントが一段落しましたので 手がつけられなかった11本口の残りの6本を完成しました。
 大分慣れてきましたのでスムーズにできるようになりましたがメカの挿入時に先端部分が潰れそうになり慌てました。何事もいい加減は駄目ですね。
 
 違いの判る方が少数派なのが残念です。

ペンブランク

2010年11月08日 | 木工旋盤

 須田師匠から長さ290mmで75㎜角の黒檀を戴きました。
 「もくもくなら5000円はするかな?」とありがたく頂戴いたしました。
 木場の若旦那から戴いた端材の一つだそうです。
 作業場で よくよく見ましたら小口に細かいひびが沢山入っていて毛ほどのひびは中心辺りに全長に入っています。
 黒檀や紫檀は小口割れ防止対策をしていない場合 細かい小口割れが かなり深くまで起きる確立が高い木です。木を粗末にしている証拠になってしまいます。

 もったいない気がしましたが ボールペンブランク用に細切れにしてしまいました。 


 25本のボールペンブランク太さに細切れにしてしまいましたが ひび入りもありますので全部は使えません。
 ちょうど二つ切でよい長さなので50本分取れるはずですが小口割れがどこまで入っているかわかりませんので欲張らずに両端を3~4cmほどちょんぎって1本半取ることにして半分のものは どう使うか あとで考えます。

一輪挿し

2010年10月21日 | 木工旋盤

 一輪挿し 高さ約10㎝ 径約5cm
 上左から  サンゴジュ ナツメ  サルスベリ
 下左から  モチ    リョウブ イチイ

 適当な長さに ちょん切ってドリルで穴を開けて鶴首を削りだすだけですので材料があれば作るのは比較的簡単です。ドライフラワー用に限定しない場合は水を入れても差し支えないような耐水処理が必要です。
 
 これらの材料の入手には日ごろの心がけが要ります。一般の材木屋さんでは売っていませんし銘木屋さんのでは高価になってしまいます。
 造園業者などに頼んでおいたり、通りすがりに見つけたらお願いしていただいたりの努力が大切です。
 せっかく入手出来ても乾燥中に割れたり虫食いになったりで いろいろ苦労します。

長さが1mもあれば6~7個は出来ますので沢山作りました。



これでも一部です。


 
 

カトラリーのⅡ

2010年10月04日 | 木工旋盤

 胡桃材でミニスコップ型のカトラリー作り。
 左右の色の濃いのが三好さんの目標見本で縁の幅が揃っていますが 手元に行くほど厚みが増えてしまい なかなか見本のように縁の幅が揃いません。
 内側奥をぎりぎりまで追い込むのが難しい!

ミニスプーン

2010年10月01日 | 木工旋盤

 左は須田さんから無垢里で戴いたワークショップ用の半完成品を持ち帰ってから私がすくい部分を削り込んだミニスプーンで径40㎜。流石にフリーハンドでも真球に挽かれているのが判ります。
その右は洗濯機用洗剤に付いていたプラスチックのもの。
 真ん中は御殿場クラフトフェアーで購入した三好さんの作品でフリーハンド挽きですが 須田さんの厳しい指導チェックが入って完成度が高く仕上がっています。
 その右は私が真似をして試しに挽いてみましたが真球に挽けていませんので縁の厚みが不揃いになっています。右端のは昆布茶に付いていたものです。
見掛けは簡単そうに見えますがやって見ると各工程の一つ一つが簡単ではありません。
 フリーハンドで真球を挽くのはとても難しいのです。(^_^;)

丸棒削り

2010年09月27日 | 木工旋盤


 短コロを解体した胡桃材の細割で丸棒削りです。太さは出来成りです。
 こうしてあらかじめ丸棒にしておきますと挽ける有効径がはっきり分かります。角材から挽くときに節や虫穴などの欠陥が途中で出てきて がっかりする気分をいくらかでも少なく出来ます。





短コロの解体

2010年09月22日 | 木工旋盤

 気温も大分下がって屋外の作業も出来るようになってきましたので 昨日は 久しぶりに短コロの覆いを取って解体をしました。
作業開始したとたんに薄曇だった空が晴れて気温がどんどん上がり汗が噴出してきましたので午前中で中止してしまい 予定の半分も出来ませんでした。
 3年ほど前に切り分けた欅・桜・胡桃の丸太でしたが 根っこの方や節の多いところは みなさんが要らないと積み残したものを薪にはなるといただいてきたものです。
 生木のまま解体すると厚めのブロックは急激に乾燥するためか ひび割れが入る確率が高いですが3年ぐらい経っていて小口割れの少ない木は解体後にひび割れが生じることは少ないようです。


 
 解体した後も 太目のものは1年以上置かないと使えません。
 これを見た友人の木工家は「売れるようになるまでには 随分時間がかかることをやっているな~」と 呆れていました。

バキュームガウジ

2010年09月19日 | 木工旋盤
 時々突飛なアイデアが ひらめいて試して見たくなりますが成功率は低くて ほとんどは駄目なのですが・・・・・・。
 10㎜のスピンドルガウジと30㎜のステンレスパイプをくっ付けて吸塵ガウジです(笑)
 ステンレスパイプに穴を開けてガウジの柄にビスで留めるようにしましたが とりあえずはガムテープ留めです。これなら駄目ならすぐ戻せます。

  径が15㎜以下のひねり独楽やドングリ独楽を挽いていますと轟音を響かせている馬力の大きい集塵機でなくて小さい集塵機で良いのではないかと思っています。
 集塵ガウジとしてはスピンドルワークでの粗挽きにはプロバックを重宝に使っていますが、同じようなのが出来ないかと以前からの思いを試してみました。
集塵パイプの先は発生源に近いほど効率良く補足出来るはずです。 
 
 パイプの中にガウジを入れてしまうのが良いとは考えましたがパイプの中に何かが出っ張っていると切り屑が引っかかって すぐ詰まってしまうことが分かっていますので今回はこんな形で使えそうかどうかを試して見ました。

 意外と思っていたよりは使えるようで吸い込みもまーまーです。
 パイプからの出が少ないほうが吸い込みは良いのですが刃先が見にくくなってしまいますし ジグを使ったグラインダー砥ぎでは一旦 外さないと出来なくなりますがフリーハンドで砥げれば問題はありません。
 うまくパイプの中にガウジを収めて 出を調節が出来るように改良をしようと思っています。25㎜のパイプでも試してみるつもりです。
 塵埃が気にならないで集塵機もあまり使わない方は別として塵埃が嫌いな方は試してみてはいかがでしょうか?

どんぐり独楽

2010年09月15日 | 木工旋盤
 今朝の気温は24度。寒い!!(笑)


 先日のイベントで完売になったほかに大量の ご注文を受けてしまったドングリ独楽作りをしました。
 材料は携帯楊枝入れやボールペン用に細割して乾燥した中の曲がったり捩れたり節が有ったりでも 薪にするには惜しいと未練がましく取って置いた長さ300㎜ほどの20㎜角の梅の木。


 長さは掴み代を含めて1個分なら55mm 2個分なら90㎜ 3個分なら130㎜有ればよいので欠陥部分を切り捨てて短く切れば結構使えます。


 径12~18㎜ 長さ30~35㎜ 梅 ドングリ独楽
 途中で飽きてしまうのを懸命に我慢しながら とりあえず50個ほど作りました。

出店準備

2010年09月09日 | 木工旋盤

 高尾山が正面に見える塗装ブース。
 今朝の気温は24.5度 涼しい!こんなチャンスを逃す手はないと早朝から塗装ブースに入り2回目の塗り砥ぎを済ませていたミニ盆の仕上げ塗りをしました。何とか土曜日のイベントに間に合いそうです。


左 ナラ ミニお盆 Φ215㎜  右 マホガニー トーストトレー Φ195㎜
カメラポジションで右が大きく見えますが実際は小さいです。
 ミニ盆は底も底裏も平らですがトーストトレーは底の中心が低くなっていて底裏には1.5㎜ほどの高さの幅広のコウダイがあります。

 私は各種の植物性オイルフィニッシュをはじめ漆やウレタン系など種々の塗り方をしていますがいまだにどれが一番とは決めかねています。
 木工をする皆さんはそれぞれのこだわりがあって 安全とか塗り易いとか耐久性とか その他のいろいろの理由があって塗り方を決めていると思います。
 オールマイティーの方法なんてあるはずがなくて どれにも良い点と悪い点があると思われます。
 展示販売をしていますと湯飲みやカップを手にとって「落としても割れませんか?」とよく聞かれます。「金属製には負けますがガラスや陶磁器よりは強いです」と答えて木のよい所を理解していただくようにしています。
 もともと食器としては衛生面や耐久性・扱い易さなどで金属やガラスや陶磁器に比べて木製品は不利なのですが木の優しさ温かさ当りの軟らかさなどの特徴では文句なく木の方が優れています。
 木工旋盤で得意なのは食器類のテーブルウエアーですから木の良さを少しでも広めて行きたいといつも願っています。