木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

   ‥‥ Woodturning三昧・木工旋盤専科・ウッドターニング・季節の中で ‥‥

サラダボール

2010年05月30日 | 木工旋盤
 
 去年の9月に粗挽きしておいた欅の粗挽きボールを中挽きしました。一週間ほど置いてから仕上げ挽をするつもりです。
 旋盤に粗挽きボールをセットして挽き始める時に いつもサラダボールに挽くか捏鉢に挽くか迷います。捏鉢ならサラダボールにも使えるといっても分厚くて重いので使い難いのです。
 丸太を半割りにした材料を目一杯生かそうとするとサラダボール型になりますが薄引き
 にしますので出る切り屑は同じようなものでしょう。

独楽スティック

2010年05月28日 | 木工旋盤

 オイルを塗って乾燥中の独楽回し棒。


 紐に滑り止めをセットする作業。

 紐引き独楽のスティックと紐のセットが残り少なくなりましたので在庫補充をしました。
 独楽本体を作るのは それなりに面白いのですが 付属のスティックと紐のセット作りは「面倒だな~~」と感じる作業です。 
 10セット位までなら厭きるまでに出来てしまいますが50セットともなると能率は 上がったとしても途中で根気がなくなりそうになります。(^_^;)
 その気になった時にがまんして まとめて作ってしまうと当分の間は独楽本体だけ作ればよいので楽ができます。

 

団子独楽

2010年05月23日 | 木工旋盤

独楽スタジアムでのデモンストレーションで結構人気があるのが団子独楽。
 まー 人気と売れ行きとは別のようではあります。(笑)
 
 今日は予定されていましたイベントが雨で中止になってしまい  空いた時間で団子コマの改良型を試作しました。

 左端は従来型の木のリングで その右隣の3個は 今日 リングをステンレスにして作ってみたものです。 

 右端の小さい2個は捻り独楽ですが指先に力をいれないと真直ぐ立って回りません。
 何回か試みてから「これもちゃんと回るのですか?」と聞かれますので 模範演技をしますと大抵の人は「おーっ」と声を上げます。

 大きい方は糸引き独楽で 最初から「どうやってまわすのですか?」と聞かれます。
 タコ糸を首に巻いて回すのですが ダイナミックに回る 大きい団子独楽のデモでは一層大きな「おーっ!」と声が起きます。
 
 かなりの力で勢いよく回さなければなりませんのでリングが木ですと 軸に当たる部分が直ぐに磨り減ってしまいますのでステンレスパイプを切ってリングを作ってみました。
 木のリングのほうが雰囲気としては良いので金属はなるべく使いたくないのですが ステンレスリングは軽く回って耐久力が期待出来ます。

反り返った桜材

2010年05月18日 | 木工旋盤

 太目の適当な生木が入手できました時に「刳り抜きフォトフレーム」用に板材も木取って乾燥させています。
 先月の初めにも板挽をしましたが これは3年ほど前に板割りにした物の内で 反り返って使えず とっておいた物ですが幸いにひび割れがしませんでした。

 厚みと同じ3cmに挽き割って しばらく置いて狂いを取って23~25mm角にしました。
 いろいろに使うつもりです。

Large carpenter bee

2010年05月16日 | 季節

毎年この時期になるとカーポートの天井にずんぐりとして真っ黒いクマバチが何匹もとびまわります。お目当ては産卵をする腐けて軟らかくなっている白樺材です。1cmぐらいのトンネルを掘って卵を産み付けます。カリカリ音をさせての穴掘り作業で 床が細かい木屑を撒いたようになります。当然 材料はダメージを受けますが 自由に使うように提供しています。

 体長2~3cmぐらいでミツバチとしては大型で大きな羽音で頭の上を飛び回ると慣れないうちは恐怖を感じます。性質は いたって大人しく人間を無視して飛び回っています。




 古い穴は使わないようで毎年 苦労して木屑を撒き散らして新しい穴を掘るので穴が増えてきます。

ハンカチの木

2010年05月11日 | 季節

 工房「野の人」の少し手前にある ハンカチの木です。
 今年は花の咲くのが1週間ほど遅れていてやっと咲き出したところで ヒラヒラするにはもう少しかかります。

 陣馬街道沿いの工房「野の人」で開催中の岡田泰弘さんや森屋由美さんクラフトマン7人による「みどりに遊ぶ工房展」にいってきました。
 しっとりとした落ち着いた感じの作風の作品が並びます。

 この時期各地でクラフトフェアーが開催されてクラフトマン・クラフトレディーは西に東に南に北に 大忙しのようです。
 そろそろ秋のイベント開催の告知もされ始めました。
 
 ちょっと行って見ようなかなと気軽に思うわけにはいかない辺鄙な交通不便な場所でおこなわれるイベントがあります。木工作品に興味のある人には 面白くて楽しいフェアーです。
 特徴的なのは出展作品が「自作の手作り木工作品であって趣味の作品でないこと」ということです。
 この種のクラフトフェアーで木工品に限るというのはこの地域の主な産業が木工製品であるからでしょう。
 「趣味の作品でない」というのですから生業としての製品で  生活の為の主な収入源をその作品を販売して得ているということになるのでしょうか。
 
 「趣味の作品でないこと」とは あるていどは納得出来ます。
 ですが この種のイベントの出展者の 方々は趣味半分(あるいは半分以上)でやっているように見えてしかたがありません。
 大体 「手作り」と言う物作りは趣味が半分以上であって 作るのが楽しいと思わなければできるものではないと私は思っています。
 「趣味の作品」と「趣味でない作品」と明快な基準があるのか疑問を感じてしまいます。
 

新茶製造

2010年05月05日 | 季節
 
 自家製の お茶製造をしました。
 「八十七夜」に伊豆韮山の溶鉱炉の隣の茶畑で制限時間20分摘み放題で二人で摘んだ茶葉です。
 いただいたレシピ通りのウーロン茶仕立てで100gほど出来ました。緑茶とウーロン茶の中間みたいで なかなかの風味の出来上がりです。これなら もう少し頑張って摘めばよかった!(笑)
 

森林再生

2010年05月03日 | 季節


 陣馬街道の松竹橋(マツタケバシ)を渡って奥まった所にある松嶽稲荷神社前の園芸店に菜園用の野菜の苗を仕入れにゆきました。地元の人にしか知られていませんが結構人気があるところです。
 以前 この神社の前を雨降りの夕暮れ時の通りかかりに根元が腐りかけた鳥居の奥の社殿を見るととても不気味な雰囲気でした。道路の反対側の墓地の古い墓石が並んでいのも 不気味さを強めているようです。
 今回は神社の周辺の杉や檜の植えてある山の森林再生事業の最中で天気も良いこともあって森がだいぶ明るくなっていました。




 間伐をして日当りや風通しを良くして森林を再生させるのだそうですが 再生させて もう充分に育っている木を更に伸び伸び育てて その木をどうするのか?と疑問に思います。
 伸び伸び育った杉やヒノキを利用せずに 又ほったらかしにするのではないのか?と考えてしまいます。
 いっそのこと 皆伐して実の生る広葉樹を植えてしまった方が環境のためには役に立つと思います。
 近年山林や森林が荒廃していると言われるのをよく聞きますが森林の荒廃とか再生とかは人間が利用するのに都合の良い場合の見方で自然側から見ると意味が反対になる気がしてなりません。


間伐した樹木はほったらかしで利用するようには見えない。そのうち片付けるのでしょうが。