ターニングを始めたころから最近まで さんざんお世話になりましたスクレーパー達。
しばらく使っていないものがほとんどで埃だらけで錆だらけです。これから磨きます。
左端のはロバートソービーの替刃式のツールですが これだけは花瓶や壷の中の仕上げに今でも使っています。
若葉工房のホームページに掲載されましたネガティブレイクスクレーパーを試そうとして 仕舞い込んでほったらかしにしてある手持ちのスクレーパーを引っ張り出して並べてみました。
厚くて幅の広いのは研ぐのも元に戻すのも大変なので 1/2" 幅の狭いもので試すことにしました。結果がよければ幅広でもやって見れば良いわけです。
テックさんの掲載記事を見て試してみようと思っては見たものの半信半疑でした。
垂直に対して第一ベベルが25度で第二ベベルが20度としても切り刃の角度は135度です。
キャッチを受けないのは確かでしょうが例え バリを付けたとしてもこれで削れるとはとても考えられませんが なにか奇跡が起きるのではと期待をしました。
角度を測りながら第一ベベルを25度に 第二ベベルを20度に正確に砥ぎつけました。
わずかですが指先にバリを感じることができます。第二ベベルに上向きのバリを付けるには通常の回転のグラインダーでは刃先を下向きにして研がなければならず工夫が要りますし引き込まれないかと危険を感じます。(やってはならない使い方です)
粗木挽き乾燥をしてありましたミニボ-ルで試し使いをしました。
結果は予想していた通りで一人で笑ってしまいました。奇跡なんか起きませんでした。
確かに掲載図と同じように研げればよいのでしょうが これは単に極端に誇張したのだと勝手に思ってしまったのが悪かったようです。
この夏 一番暑く感じた今日の気温のせいで 大分ぼけしてしまいました。
ターニング博士のテックさんは最初からこれでは駄目だと判ったので40度でやったのでしょう。
第一ベベルを40~60度にしてもう一度試してみます。
本当に今日は暑かったです。