高尾山が正面に見える塗装ブース。
今朝の気温は24.5度 涼しい!こんなチャンスを逃す手はないと早朝から塗装ブースに入り2回目の塗り砥ぎを済ませていたミニ盆の仕上げ塗りをしました。何とか土曜日のイベントに間に合いそうです。
左 ナラ ミニお盆 Φ215㎜ 右 マホガニー トーストトレー Φ195㎜
カメラポジションで右が大きく見えますが実際は小さいです。
ミニ盆は底も底裏も平らですがトーストトレーは底の中心が低くなっていて底裏には1.5㎜ほどの高さの幅広のコウダイがあります。
私は各種の植物性オイルフィニッシュをはじめ漆やウレタン系など種々の塗り方をしていますがいまだにどれが一番とは決めかねています。
木工をする皆さんはそれぞれのこだわりがあって 安全とか塗り易いとか耐久性とか その他のいろいろの理由があって塗り方を決めていると思います。
オールマイティーの方法なんてあるはずがなくて どれにも良い点と悪い点があると思われます。
展示販売をしていますと湯飲みやカップを手にとって「落としても割れませんか?」とよく聞かれます。「金属製には負けますがガラスや陶磁器よりは強いです」と答えて木のよい所を理解していただくようにしています。
もともと食器としては衛生面や耐久性・扱い易さなどで金属やガラスや陶磁器に比べて木製品は不利なのですが木の優しさ温かさ当りの軟らかさなどの特徴では文句なく木の方が優れています。
木工旋盤で得意なのは食器類のテーブルウエアーですから木の良さを少しでも広めて行きたいといつも願っています。