ゼロ、15%、25%と数値を示して、討論会をしながら、国民の原発に対する意見を政府は調べてきた。結果は、ゼロが増えて、過半数に近づいた。
毎週、抗議行動が首都東京で続けられ、昨日、ついに、代表者と首相が会見した。同じ日に首相は、原発賛成派の経団連の代表とも会っている。
いろんなエネルギー源の可能性が言われているが、それほど、簡単でないようで、はたして、国民の意見どおりに、原発をゼロにできるかどうかは、不透明な感じがする。
自民党が政権に戻れば、原発はゼロにしないだろうし、政権交代で、いくつかの国民目線の政治が実現したのだが、参議院選挙による敗北で、大部分は、水泡に帰した。菅さんが、消費税の話を持ち出さなければ、おそらくは、参議院選挙でも勝利できたろうに、手順の間違いであった。
充分に議席を獲得したあとに、政策を実現し、自民党の利権構造を打ち砕いて、国民主権の態勢ができた可能性があったのに、残念なことであった。
今や、邪魔に次ぐ邪魔をされて、民主党は分裂を余儀なくされ、支持率はガタガタとなってしまった。それでも中味のコアは生きている。この芽を大事にしたい。政権交代は、意味があった。
この原発に対する、意見の集め方は、いかにも民主党らしい。好ましいのである。