朝日新聞朝刊に連載されているコラムである。今朝は、金子勝さんが書いている。お笑いタレントの親が、生活保護を受けていたとして、自民党の代議士がこれをとりあげ、バッシングが始まった。お笑いタレントが、法に違反していたわけでもないのに、ヤリダマにあがってしまったのだった。
これを金子さんは、いじめと捉えた。
生活保護をめぐっては、ヤクザが利用したり、適当でない現象も多くあるのだろうが、それでも、この事件をいじめととらえるのは、いかにも金子さんらしい。敏感であるし、ことの本質をつかまえて、指摘している。マスコミにも多く登場する方だが、得難い良心部分の方であると思う。
今朝のコラムでは、原発問題もとりあげ、「弱い人はいじめられ、追い込まれている。強い人は何をしても許され平気でいられる。」社会を、今の大人が作っていることを指摘する。
子供たちへの期待の言葉が、直接ではないことを知りつつ、あえて、大人たちへのことばとして、発せられ子供たちに、届くように願っているのである。大人たちは、これを読んでどうするつもりだろうか。時代は、変わるのだろうか。