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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

記憶の変容

2012年08月16日 09時27分44秒 | 思考試行

黒沢映画の「天国と地獄」を途中からみた。

中学生のときに見た記憶があって、印象的なシーンなどはよく覚えているのだが、今回見ていて、当時理解できなかっただろうと思えるところは、まったく記憶がなく、また、列車内からのシーンや、犯人に近づくきっかけとなる、筋などは、解りやすく自分で変容していて、記憶の曖昧なこと、いい加減なことに、あらためて思い知らされた。

解りやすくというのは、筋を簡単にしているのである。ショートカットしている。

映画をみていて、やはり時代だなと思うのは、ストーリーが、ほのぼのしたところがあり、よき日本という香りがすることである。全体として、温厚で、良心的で、純朴なのである。人間が、これほど素直で、あったかであれば、この国はよくなるだろうなあと思わせる。

警察の捜査本部の雰囲気が、和やかで、楽しげでもある。余裕があって、しかも、熱がある。この時代には、本当に学ばなければと思わされた。