戦争中の、慰安婦問題が、マスコミでとりあげられニュースになっている。日本大使館の前に、銅像の少女が端然と座って、「にらみつけて」いる。
慰安婦の少女時代をあらわしているという。日本側は、この問題は、すでに解決済みである、としている。これだけ抗議が続くとなると、実態は解決していないということだが、政府間の交渉ごととして、すでに解決済みということになるらしい。
要は、慰安婦問題の所在を認めるかどうかと、その補償問題だろう。自民党政権時代から、この問題はくすぶっていた。戦争が終わって、すでに、66年になる。さきのばし、さきのばしできたが、とうとう問題が大きくなり避けられなくなったということのようにみえる。
問題があるにも関わらず、引き伸ばしてきたからそうなったのか。いずれにしても、過去に遡って、問題の解決ということになれば、秀吉が朝鮮に派兵して被害を与えたことなどは、どうなるのか、と思ってしまう。
利害関係者が生存していないと意味がないということだろう。
およそ歴史を振り返れば、理不尽なふるまいで、どれほどの人々が犠牲になり、被害を受けてきたことだろう。アメリカの歴史をみても、現地人を追いやり、しめだし、自分の都合で、アフリカから人々を、無理矢理連れてきて、奴隷とした。理不尽そのものである。
今もなお、アメリカの行動は、正義から遠いものがある。国内でも、激しい貧富の差や、その価値観をみるとき、嘆かわしい状態にある。人類の将来は、あるのだろうか、という思いが出てくる。
慰安婦問題は、人間を人間として、扱わなかった時代の出来事である。ほかにも、いろいろあったはずである。この際、問題をすべてとりあげて、真の解決を計ることである。補償すべきであればチャントそうしないといけない。