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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

科学と宗教

2011年12月14日 11時38分58秒 | 思考試行

物質を構成する粒子に、重力と関係するものの存在が、発見手前にあるというニュースが流れている。人類の科学技術の進歩と、宗教とは、歴史的に密接な関連がある。

「人間には、わからないことがある。」といっては、宗教は、自己存在の意義を強調してきた。科学技術の進歩が、それほどでなかった時代にあっては、宗教は、今よりはるかに、絶大な力を持っていた。

それが、どれほど、人類に過酷な環境をあたえてきたことだろうか。科学技術の進歩は、良いことばかりでなかったにしろ、それは、真実にせまる人間の自然な「ココロ」の発露であり、この方向へ進む力は、とどまるところをしらない。

科学技術の進歩は、人間の生活の質を向上させると共に、この宗教のもつ否定的側面を削いできた。いまや宗教の必要性自身も問われなければならない状況も出てきている。

オーム真理教の裁判が、すべて終わったと新聞にあった。死刑判決が多く出た。科学に強い若者達も多いのに、宗教の罠に嵌ってしまった。長期にわたる裁判のなかで、彼らにどのような心境の変遷があったのかは不明であるが、真摯に問題の本質を理解し、あらたな心境になっているとすれば、かれらの考えが、今どのようになっているかを知りたいところである。

宗教といえば、創価学会の勢力が尋常ではない。政治的にもかなりの力を持つようになってきた。弁護士、医者、検察官など、多方面に高学歴な信者をもち、エリートとされる人達が議員にいる。彼らは、どういう動機で信仰に至ったのだろうか。宗教と政治が強く結びつくことは、弊害が考えられる。彼らの根本的な価値観を明確にしてほしいものである。