人相は、それぞれの体験で、感想をもつわけであるが、恐い人というのは、そういう顔をしている。本人もそれを自覚して、表情を作っているのだろう。やさしい顔をした恐い人は、本当に恐ろしいが、優しい人は、やはりやさしい顔をしていると思う。
目付きだって、どこがどう変わるのか、怒っているのは解るし、感動してもわかる。目付きが悪いというのは、相手を威嚇するときとか、油断しないぞ、とか人を馬鹿にしているとか、いずれにしても、油断ならない相手だろう。
見た目というのは、錯覚があったり、思い違いであったりするから、絶対ではないが、深く付き合わなくとも、経験をつんで、一瞬にして判断し、対応することは、人生における知恵だろう。
さしずめ一川さんは、どう見ても、そんなに悪い人にはみえないのだ。部下の発言、詳細は知らない発言、宴席への欠席、素人発言、そんなことは、辞任しなければならない理由にならない。
こういう些細なことを、あげつらって、辞任をせまり「寝ぼけたことを言っている」という石原幹事長発言の方が、寝ぼけている。その目付きたるや、付き合ってはいけない人のものである。
昨日のBSプライムニュースに出演した石破議員は、野田首相の任命責任を問う発言をし、自民党の憲法改悪にむけての意気込みを見せた。彼の目付きは、どこからくるのだろうか。強い思いがあるのだろう。戦争への道だって、なんだって、やるときはやる、という姿勢がアリアリではないか。これは、本当に要注意である。