テレビで、中国公演を控えたメンバーの取材、および、中国での公演風景をとりあげていた。自然な形で取材されており、タレントとして、難しい仕事を、やすやすという感じでこなしていく凄さを感じた。
状況により変化する段取り。中国語での歌。ダンス。エンターテイメントの舞台裏が公開されている。しっかりしたプロとしての考え方。被災地でのふるまい。一流のタレントはさすがである。
真剣に、今を生きている姿が展開される。日頃の鍛錬、練習、トレーニング、いかに真面目にとりくんでいることか。それに、やはり、才能を感じる。時間を与えられたからといって、誰にもできることではない。
特に、精神面での健康さが感動的である。単なる作り物では、当事者も飽きてしまう。本番直前、みんなで手をつなぎ、気持ちをそろえる場面があった。当事者自身が楽しむこと、力をだしきること、怪我をしないこと、キムタクがリードする。真剣でありながら、決して浮ついていない。これこそ一流の姿である。
そして、慢心していない。被災地での握手会は、観客全員との握手であるが、一人ひとりの目をみて、手を抜くことがない。これもすばらしかった。5人が、馴れ合うことなく、それでいて、相互に意思疎通をはかる努力は、心地よい。俺が俺がではない。といって萎縮しているものもいない。この関係もすばらしい。
彼らが、どのように人生を過ごしていくのか、本当に楽しみである。そして、中国の観客の反応もすばらしかった。若い女性達の健康な、正直な、素直にノッテイル姿もまた感動的であった。なかよく、つきあえるはずである、という展望を与えてくれている。エンターテイメントの素晴らしさを知った。