このところ、NHKの「坂の上の雲」に影響されて、ドラマにはまってしまっている。繰り返しの正面攻撃で、信じられない犠牲をだしたこの戦の話は、有名で、参謀の頭の固さがでてくる。
203高地を目標にすることに参謀は、拒否し続ける。そのために、多くの犠牲をだしたという話になっている。乃木大将は、参謀を非難しない。そこで、乃木と同輩の児玉がでてくる。そして、作戦に介入して、勝利にいたる。
戦争の悲惨さは勿論であるが、この時代は、どうあっても、戦争を避けられない事情があったとしなければならないのだろうか。これらの犠牲、さらに、そのあとに続く戦争による犠牲が、平和の条件を作り上げてきているのだろうか。
核爆弾を地球上すべての生物を死滅させるだけのものを作り出し、その上で、勝ち得た平和だろうか。人間は、本当に馬鹿げているところがある。それは、一部の人間だけだろうか。
このまま続けるようであれば、当然、生存を継続できない種として、滅びるほかない。環境問題をみても、中国、アメリカの姿勢をみれば、将来は明るいなどといってはおれない。それは、今の時代に生きる我々の課題であり、これに抗する世論を盛り上げていかなくてはならない。