評論家の青山氏がテレビで言った。タイトルの言葉を吐いた。
小生にとって、この時期の、政界の「菅おろし」ほど、腹立たしいことはない。議員のアホぶりのあまりの凄まじさに、驚かされる。こんなにアホだったのか。菅首相の何が悪いというのか。
とにかく、彼では、協力できない、の一点張りである。理屈も何もない。サボタージュがあるとまでは、思いたくないが、あるいは、そういうヤカラもいるかもしれない。
田中真紀子氏は、「閉塞感がスゴイ」だと。何だそれは。やる気をださずに、寝ているのがいるという意味か。菅首相をおろす、何の理由にもなっていない。
小沢氏は、裁判が恐くて、いろいろ工作している。その動きは、裁判対策で、オタオタしているにすぎない。そのための混乱作りである。菅おろしである。こんなことは、まともな人間の考えることではない。
これからの数週間、よくよく見ておかなければならない。市民運動出身の菅首相は、もとから、財力があるわけではない。真面目な政治家としての資質があるだけだ。それを、「権力」者が利用した。
財界と結びついて、巨額の資金を集め、手ごまを持って、支配層と結託してきた勢力ではない。もともと、政治は、地方ボスが、集まって、地方の大将が議員となり、官僚、財界とむすびついた、権力が、いいようにしてきたのだ。
それが、国民の怒りを買うことになって、菅さんのような人が、首相にまで、上りつめたという現象がうまれた。利権をむさぼり、続けてきた支配勢力にとって、これは、我慢のならないことなのだろう。それで、この騒ぎだとみる。
利権がからむ大復興作戦である。それを、公平になぞやられてたまるか、というのが本音であろう。国民が、騙されるのか、それとも、容認するのか、国民が、一体どう反応するかである。
「アホな議員が、9割もいる」、ということは、国民のすべてが、騙されてきたということである。