相対的に、人よりも資産があるとか、能力があるとか、比較して自分が優位にあれば、幸福と考える向きは、本当の幸福感を味わったことがない、といえる。
常に、他者との比較において、考える姿勢は、社会的には、よく適応しているともみえるが、そこには、危険もある。
主体的に、社会と関わり、他者との関わりについても、自分の価値観をもちながら、流されることなく、健全性を保ちつつ生活をしている、というのは、好ましく思う。
今回の災害の際、とりうる行動は、いろいろあるが、そこで、日常の価値観が立ち現れる。買いだめ、買占めに走ったりするのは、主体性のない付和雷同的な人達であろう。
その胸中は、不安でイッパイということかもしれない。
どうせ、いつかは、死ぬ命、有効に生き抜く覚悟があれば、そんなにバタつくこともないと思う。
今日が終わりだとすれば、受け入れるまでである。それまで、努力して生きるまでである。